インタビューなど

世界ジュニア番外編 ~カレー紀行4~

2012.12.18

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それにしても、本当にこれを食べるのか? あれほど水と食べ物には気をつけろと言われてやってきたインド。しかも大会初日。これから8日間にも及ぶ大会取材があるというのに……。今まさに食べんとしているのは現地人しか食べていない出所のわからない食事。それも素手。ここで体調を崩したといっても誰も同情してくれる者はいない。

私は考えるのをやめた。そして、涅槃の境地で指先でかき混ぜているうちに覚めてきたカレーを口に運ぶ。

「うまい!」

水分の少ないパサついた米がスパイスと効いたホットなカレーを程よく含んで、適度な塩気とハーブとスパイスの香りが口の中に広がります。しかも、数種類あるカレーのどれもがおいしい。チキン入りの辛いカレーや、オクラとタマネギの汁気のないカレー、カリフラワーの入ったココナツ風味のカレーなど。そして締めにはヨーグルト風の酸味がある白いカレー。そしてよくわからない粟ぜんざいのようなスイーツ。

そして、その日から現地の方と共にいただく「素手で立ち食い」スタイルのランチが私たちの常食になったのです。(了)