大会報道

全日本実業団 札幌で開催 〜東京アートと日本生命が優勝〜

2008.07.28

<その他の国内大会>

 7月24〜27日、 北海道立総合体育センター・きたえーるで第58回全日本実業団選手権大会が開催された。
  男子は東京アート(東京)が4年ぶり3回目の優勝。女子は日本生命(大阪)が2年連続6回目の優勝を飾った。


男子は東京アートが優勝 〜決勝で日産自動車を下す〜

男子優勝 東京アート(4年ぶり3回目)

 男子の決勝は、東京アート(東京)と日産自動車(神奈川)の対戦となった。
 東京アートは4年ぶりの決勝進出。準決勝で昨年優勝の協和発酵を完封して勝ち上がった。一方、2年ぶりの優勝をめざす日産自動車は、グランプリ大阪との接戦を振り切って決勝に駒を進めた。
 両チームの対戦は、トップの対決が大きく流れを左右した。今大会、東京アートはすべての試合で高木和卓を1番に起用。高木和卓はその期待に応えて、日産自動車の助っ人・金恩華を相手に一歩も譲らない。すさまじい打撃戦はゲームオールにもつれたが、終盤の競り合いで思い切って攻め込んだ高木和卓が競り勝ち、チームを勢いづけた。
 続く2番は、北京オリンピック代表の韓が、巧みな両ハンド攻守で日産自動車の三原を押し切って、東京アートが早くも王手をかけた。
 3番ダブルス、東京アートは準決勝で倉嶋・田勢(協和発酵)を下している遊澤・韓。一方、日産自動車はグランプリ大阪戦で大逆転の口火を切る勝利を挙げた森田・村守。試合は、2番で韓が肩を痛めて調子を落として、東京アートが劣勢に。しかし、1−2と追い込まれた第4ゲームから東京アートペアがブロックに切り替えて、日産自動車ペアの攻撃ミスを誘う。このゲームを11対9で競り勝つと、最終ゲームも粘り強くプレーして、11対9で振り切った。見事な戦術変換で逆転勝ちを収め、東京アートが日産自動車を3−0で下した。
 これで東京アートは2000年、2004年、2008年と、オリンピックイヤーに3回続けて優勝を飾った。


卓、快心の攻めを見せた

金恩華は終盤防戦に・・・

韓が両ハンドで王手

ダブルスが気迫の逆転勝ち

 準優勝の日産自動車は、準決勝のグランプリ大阪で0−2から逆転勝ち。ルーキーの村守はダブルスとラストで勝ち星を挙げ、決勝進出に大きく貢献した。
 3位は協和発酵とグランプリ大阪。連覇をめざした協和発酵だが、頼みのダブルスが敗れて東京アートにストレート負けを喫した。グランプリ大阪は吉田とセン健の活躍で王手をかけたが、3番と4番でいずれもフルゲームで敗れたのが痛かった。


日産自動車が決勝進出

協和発酵、連覇ならず

グランプリ大阪は惜しくも逆転負け


女子は、日本生命が優勝 〜見事に2連覇達成〜

女子優勝 日本生命(2年連続6回目)

 女子の決勝は、連覇をめざす日本生命(大阪)と、2年ぶりに決勝に進出したサンリツ(東京)の対決。両者は昨年と一昨年とも準決勝で対戦しており、2006年はサンリツ、2007年は日本生命が勝利を収めている。
 トップはニッセイ・李佳とサンリツ・侯琳の助っ人対決。昨年の準決勝では李佳が圧倒しているが、今回は序盤から侯琳がテンポの早いバックハンドで攻め込んで2−1とリードする。李佳も意地のドライブでゲームオールに持ち込むが、最終ゲームは立ち上がりから侯琳がスパートをかけて一気に押し切った。
 まさかのスタートとなった日本生命だが、2番で重本が思い切りの良い両ハンドドライブで阿部のブロックを打ち抜いて、星をタイに戻した。
 こうなるとニッセイペース。ダブルスは金沢・藤井が坂本・山崎に先手を取って快勝すると、4番でも金沢が坂本の両ハンド攻守をうまくかわして振り切って、日本生命がサンリツを3−1で下した。これで日本生命は日本リーグ前期に続いて今シーズン2勝目を挙げた。


侯琳が速攻で先取点

李佳、まさかの展開に・・・

ダブルスが流れを引き戻した

最後は金沢がしっかり決めた

 準優勝のサンリツは、準決勝の十六銀行で侯琳が田勢とのエース対決を制し、ダブルスも完勝して十六銀行の5年連続決勝進出を阻止した。
 3位は十六銀行と日立化成。十六銀行はアスモとの熱戦を制して3位に食い込んだ。日立化成は中国電力を完封したが、日本生命には及ばなかった。


サンリツが2年ぶりの2位に

十六銀行、3位に終わる

日立化成がベスト4


 詳しい記録は、日本卓球協会のHPをご覧下さい。
 日本卓球協会 公式HP:http://www.jtta.or.jp

 なお、今大会の模様は 9月号(8/20発売予定)に掲載予定。
 現地取材班:兼吉秀洋(卓球レポート編集部)