大会報道

全日本社会人 岩手・水沢で開催 〜シングルスは中野祐介と王輝がV〜

2008.10.14

<その他の国内大会>

 平成20年10月10〜12日、第42回全日本社会人選手権大会が岩手・水沢総合体育館(Zアリーナ)で開催された。

男子シングルス:中野(シチズン)が初タイトル 〜シチズン勢がベスト8に5人〜

中野(シチズン)が社会人王者に

 男子シングルスは中野祐介(シチズン)が優勝をはたした。
 持ち前のガッツでラリー戦を制し見事全国大会シングルス初タイトルを遂げた。準々決勝、準決勝と同士討ちを勝ち抜いた。中でも準決勝の渡辺戦は0−3からの逆転勝ち。まともにいっては渡辺の術中にはまると戦術を転換。攻撃に緩急をつけリズムを崩して見事な逆転劇をみせた。決勝の相手はこちらも初優勝を目指す森田(日産自動車)。お互い2ゲームを取り合って迎えた5ゲーム目から先手を奪い攻撃のリズムが良くなり一気に試合を決めた。見事優勝をはたした中野は「最高です!シチズン東北の皆さんやチームの応援が僕を後押ししてくれました。感謝です!」と笑顔のコメント。
 2位の森田は惜しくも敗れたが健闘した。木方、加山、田中を連破しての決勝進出は見事。両ハンドの精度も高く、精神的にもタフになり準優勝へと躍進した。さらなる飛躍に期待したい。


中野がラリー戦で持ち味を発揮

森田はシャープな両ハンドで活躍

 ベスト4は共にシチズンの渡辺と田中。
 渡辺は6回戦で前回優勝の遊澤をゲームオールで破った試合は見事。左ペン表ソフト速攻からの抜群のボールタッチで観衆を魅了した。
 田中も今大会躍進した選手の一人。フットワークを使った粘り強いプレーでノーシードから勝ち上がり見事ベスト4に入る活躍をみせた。
 シチズンはベスト8に5選手(中野、渡辺、田中、並木、河原)が勝ち上がる活躍をみせた。


シチズン、ベスト8に5人入賞の大活躍


女子シングルス:王輝(日立化成)が鉄壁カットで初V 〜日立化成勢の活躍が際立つ〜

王輝(日立化成)が初の栄冠

 女子シングルスは王輝が初優勝を遂げた。
 勝負所は5回戦の田勢(十六銀行)戦。ゲームカウント0−2の3ゲーム目7-10とマッチポイントを奪われる絶体絶命のピンチを変化のあるカットで切り抜けて逆転勝ちを収めると、ここから岸田、金沢(ともに日本生命)を破り、決勝では藤沼との同士討ちを制して見事初優勝をはたした。
 2位は先の選考会で見事代表内定をはたした藤沼がここでも実力を発揮した。準々決勝の工藤(NEC SKY)、準決勝の梅村(文化シヤッター)をともに4−3で勝利する勝負強さをみせた。


王輝が変化カットで競り合い制す

世界卓球内定の藤沼が2位

 3位には金沢(日本生命)と梅村(文化シヤッター)が入った。
 金沢は巧みなプレーで対戦相手を翻弄し終始危なげないプレーでベスト4入りをはたした。
 梅村は5回戦で平野(ミキハウス)をストレートで破った試合は見事。男子顔負けの両ハンドドライブがさく裂した。
 ベスト8では工藤(NEC・SKY)の活躍が光った。カットと攻撃のバランスが良く伊藤(十六銀行)に勝利し、藤沼をあと一歩まで追い詰めた。

金沢が巧みな技で4強入り

梅村、迫力満点の攻撃を見せた

女王・平野、梅村に敗れる・・・


ダブルス:横山・時吉と馮暁雲・河村が優勝


 男子ダブルスは横山・時吉組がダイナミックなプレーで優勝を決めた。競った場面でも強気のプレーで攻めたのが良かった。2位には渡辺・並木組が入った。


ルーキーコンビの横山と時吉が攻め勝った

 女子ダブルスは馮暁雲・河村組。国体から負けなしのペアは今大会も勝負強さを発揮。 準決勝では平野・渡辺(ミキハウス)をゲームオールで下し、決勝も李佳・劉浩を3−1で破ってうれしい初優勝をはたした。


日立化成ペアは勝負強さが光った


 今大会の記録は、日本卓球協会のホームページに掲載されています。
 日本卓球協会 公式HP:http://www.jtta.or.jp

 なお、今大会の模様は 12月号(11/20発売予定)に掲載予定。
 現地取材班:小畑賢二(卓球レポート編集部)