大会報道

日本障害者選手権大会 大阪で開催 〜パラリンピック代表の岡紀彦、別所キミヱが優勝〜

2008.11.26

<その他の国内大会>

 11月22〜23日、大阪市障害者スポーツセンター(アミティ舞洲)で第9回日本障害者選手権大会が行われた。北京パラリンピックに出場した岡紀彦、別所キミヱはそれぞれのクラスで優勝を飾った。

岡プロが3連覇!!!
パラリンピック代表の強さを見せた岡
北京パラリンピック5位入賞の別所は単複で優勝

 1番の見どころとなったのは男子クラス9。2012年ロンドンパラリンピックを狙う若手と、これまで日本をけん引したベテラン勢が対決する構図となった。決勝を争ったのは若手の本多利行とベテランの富岡成一。巧みな攻守でほんろうする富岡に対して本多はパワーと気迫で真っ向勝負を挑み、ゲームオール14対12の死闘を制して初優勝を飾った。


本多(手前)が勝利をもぎ取る!!

 男子クラス11では新星が活躍。初出場の寺澤光一が昨年優勝の竹田隆を破ってチャンピオンに躍り出た。寺澤は国際大会でも好成績を挙げており、今後の活躍が期待できそうだ。


新星・寺澤が活躍

 今大会の最終マッチとなったのは、男子ダブルスのクラス9?S決勝。昨年の決勝と同じ顔合わせとなり、立石アルファ裕一・垣田斉明ペアが大平悟・谷口英雄ペアにリベンジを果たした。


立石(右)・垣田が接戦を制す
大会を支えた役員とボランティアのみなさん

シングルス
クラス
優勝
2位
3位










男子
1-2
間瀬英樹
(愛知)
中島秀男
(茨城)
原正幸
(大阪)
3
吉田信一
(東京)
鈴木慎也
(神奈川)
藤原正治
(愛知)
4
中出将男
(大阪)
宇津木孝章
(東京)
本橋治
(茨城)
5
岡紀彦
(岡山)
藤井和彦
(東京)
杉内博幸
(熊本)
6
板井淳記
(大分)
小野初夫
(大分)
小鯖春彦
(東京)
7
浜野泰之
(栃木)
渡部敬二
(愛媛)
坂本博正
(群馬)
8
金子和也
(埼玉)
宿野部拓海
(神奈川)
二宮仁
(兵庫)
9
本多利行
(愛知)
富岡成一
(東京)
立石アルファ裕一
(福岡)
10
垣田斉明
(熊本)
谷口秀雄
(山口)
鈴木伸幸
(愛知)
S
玉置修司
(大阪)
大向勝
(大阪)
井上憲俊
(大阪)
11
寺澤光一
(東京)
松本直記
(埼玉)
竹田隆
(東京)






女子
3-4
藤原佐登子
(愛知)
石橋栄
(大阪)
須藤泰子
(茨城)
5
別所キミヱ
(香川)
佐竹恵
(大阪)
橋本弘子
(福島)
6-7
藤本慧子
(東京)
佐藤照子
(北海道)
奥田愛子
(福岡)
8
伊藤千恵子
(東京)
中野真紀子
(神奈川)
中村あつみ
(神奈川)
9
津田昭子
(岐阜)
石河恵美
(神奈川)
間瀬ふじ子
(愛知)
10-S
工藤恭子
(熊本)
三枝ひろみ
(愛知)
藤岡明美
(徳島)
11
伊藤槙紀
(神奈川)
上北祐子
(兵庫)
小平育子
(東京)
ダブルス
クラス
優勝
2位
3位




男子
1-5
中出将男・鍋坂勇夫
(大阪・香川)
佐藤幸広・藤井和彦
(東京)
吉田信一・宇津木孝章
(東京)
6-8
二宮仁・森脇賢造
(兵庫)
安立剛・金子和也
(埼玉)
小野弘・板井淳記
(大分)
9-S
立石アルファ裕一
垣田斉明
(福岡・熊本)
大平悟・谷口英雄
(山口)
本多利行・鈴木伸幸
(愛知)
11
竹田隆・松本直記
(東京・埼玉)
大川秋男・寺澤光一
(神奈川・東京)
福井昴孔・木下佑輝
(滋賀)


女子
3-5
佐竹恵・別所キミヱ
(大阪・香川)
6-S
工藤恭子・石河恵美
(熊本・神奈川)
大岩循子・間瀬ふじ子
(愛知)
西井美子・高木みきこ
(大阪)
11
伊藤槙紀・上北祐子
(神奈川・兵庫)

−クラスとは?−

 日本障害者選手権大会に出場する選手の障害には、大きく分けて肢体障害と知的障害の2つがある。そして、肢体障害は車いすと立位に分けられ、そこから障害の程度によってクラスが分けられる。数字が小さいクラスほど障害が重く、数字が大きいクラスほど障害が軽い。
 なお、クラスS(スペシャル)というのは国際パラリンピック卓球委員会が規定する分類には存在せず、日本国内だけに存在するカテゴリーだ。クラスSに出場するのは、障害を持っているものの、その程度がクラス1〜11のどれにも該当しない選手。障害を持っていながら、国際的なスポーツの世界では障害者とは認定されない選手に対して大会出場のチャンスを提供するのが、クラスSが設けられている理由だ。そこには「1人でも多くの人に卓球の喜びを知ってほしい」という日本障害者卓球連盟の願いが込められている。


 今大会の記録は日本卓球協会のホームページに掲載されています。
 日本卓球協会 公式HP:http://www.jtta.or.jp

 なお、今大会の模様は 1月号(12/20発売予定)に掲載予定。
 現地取材班:川合綾子(卓球レポート編集部)