大会報道

日本リーグ・ビッグトーナメント 松平賢二と侯琳が優勝 〜大阪・羽曳野市で開催〜

2009.04.13

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 4月12日、大阪府・羽曳野市立総合スポーツセンター(はびきのコロセアム)で「第18回日本リーグ・ビッグトーナメント」が開催された。
 今大会は日本リーグの精鋭が一堂に会して覇を競う1年に1度のトーナメント戦。招待選手を向かえハイレベルな試合が展開されている。今年は直前にひかえた世界卓球2009横浜の日本代表(シングルス出場者)が招待された(松平健太選手はドイツ・ブンデスリーガのため不参加)。
 試合は見ごたえのあるラリーの応酬が随所に見られ詰め掛けた大観衆を魅了した。


男子シングルスは松平賢二が優勝 〜木方、吉田、韓陽、水谷らを連破〜

松平は初優勝で横浜にはずみ

 松平は初戦の2回戦で木方(協和発酵キリン)を接戦をものにして3−0で勝利。
 準々決勝は吉田(個人)との対戦。今まで一度も公式戦で勝利したことのない松平は勝負となる第2ゲームをジュースで奪い一気に勝利を決めた。準決勝は韓陽(東京アート)1−2とリードされ苦しい展開の松平。それでも最後まで攻めの気持ちを持ち続け第4ゲーム、最終ゲームを取り逆転勝利。決勝進出を果たす。
 決勝は全日本3連覇の水谷隼(明治大学)。最強王者に対し果敢に攻める松平。第1ゲームを奪い幸先よいスタートを切る。しかし徐々に水谷の攻守に阻まれリズムは完全に水谷に。第2、第3ゲームを奪い水谷が王手をかける。第4ゲームも3−5とリードされたところで松平はタイムアウト。「ここで冷静になることができた」と松平。単調になっていた両ハンドのドライブ攻撃をストップや緩急を織り交ぜて攻め始めると11−8で第4ゲームを逆転勝ち。最終ゲームも攻めの気持ちは持ち続け、プレーは単調にならないようコース、緩急をつけた攻撃で11−7で勝利した。
 「ドイツオープンでいろいろな課題が見つかり、そこを重点的に練習してきました。その成果がこの成績につながったと思います」と松平。持ち味の威力あるドライブに加え、ボールの見極めと攻撃に強弱など、プレーの幅を広げて"CHANGE"した松平。横浜大会へ向けて好発進を見せた。
 2位の水谷は、優勝ペースだっただけに悔しい敗戦。しかし観衆を魅了するファンタスティックなプレーを随所に見せていた。


両ハンド攻撃に緩急をつけ水谷を圧倒

水谷は惜しくも競り負けた

 3位には大矢(東京アート)と韓陽の代表メンバーが入った。
 日本代表最年少の丹羽(青森山田中)は、初戦で田勢(協和発酵キリン)の速攻の前に流れをつかめずストレートで敗れた。


韓陽は松平との接戦に敗れた

大矢、得意の速攻が通じず


女子シングルスは侯琳が初優勝 〜福原が平野を破り準優勝〜

侯琳がうれしい初優勝

 女子は日本代表と日本リーグに所属する中国人選手との混戦が予想され、その中で力を発揮した侯琳(サンリツ)が優勝をはたした。
 準決勝の李佳(日本生命)には2ゲームを奪われる展開から逆転勝ちして決勝進出。日本リーグで4連勝と相性の良さが最後に出た。
 決勝の相手は福原(ANA)。序盤から激しいラリー戦を見せるも侯琳は終盤にミスのないブロックと攻撃でゲームを奪う。第3ゲームは福原にリードを奪われるも徐々に差を詰めて、12−10のジュースで逆転してストレートで勝利。見事に初優勝を果たした。
 2位の福原は準決勝で女王・平野(ミキハウス)と対戦。第1ゲームのスタートは平野がリードするも1本1本差を詰めて逆転で勝利すると、第2・3ゲームは主導権を握って快勝。攻撃のリズムや試合運びも良く、横浜大会にむけて好調をアピールした。


激しいラリー戦を制し優勝

福原、平野に快勝したが・・・

 3位には平野と李佳(日本生命)。平野は、横浜大会へ向けて確かめるようにプレーしていた。準々決勝では王輝(日立化成)と全日本の再戦。3−0で完勝し、カット対策は完璧ともいえる内容だった。
 そのほかの日本代表は、田勢(十六銀行)が準々決勝で李佳に第3ゲームの逆転負けが響いて惜敗。石川(ミキハウスJSC)はカットの越崎(中国電力)に1−3で敗れた。


平野は王輝を攻略して4強入り

李佳は苦手の侯琳に逆転負け


大会前日の前夜祭では日本代表が集結
世界卓球2009横浜への決意を新たに


本大会の模様は・・・ 〜卓球レポート6月号に掲載〜

 本大会の記録は、日本卓球協会、日本卓球リーグ実業団連盟のホームページに掲載されています。
 日本卓球協会 公式HP:http://www.jtta.or.jp
 日本卓球リーグ実業団連盟 公式HP:http://www.jttl.gr.jp

 なお、本大会の模様は 6月号(5/20発売予定)に掲載予定。
 現地取材班:小畑賢二(卓球レポート編集部)