大会報道

2009横浜大会7日目:5月4日

2009.05.05

<世界卓球選手権大会>

大会7日目の5月4日。横浜アリーナには連日一万人を超える観客が詰めかけ、世界のトップのプレーを堪能している。あと2日を残して1台のセンターコートで繰り広げられたのは、男子ダブルス・女子ダブルスの準決勝・決勝、そして男子シングルス、女子シングルスの準決勝だ。


男子ダブルス、岸川・水谷は準決勝敗退も3位入賞の快挙

岸川・水谷は念願のメダル獲得!

 岸川・水谷が銅メダル以上を確定して望んだ男子ダブルス準決勝の対戦相手は馬龍と左ペン裏面ドライブ型の許シン。若手ペアながら水谷自身勝てる可能性は10%と言うほどの難敵だ。
 第1ゲーム、序盤はお互いの出方を探り合うようなプレーで4-4となるが、そこから馬龍のドライブ、許シンの強烈な回り込みシュートドライブ、裏面ドライブを浴び、4-10に。岸川は許シンのドライブを見事にカウンターしてポイントするが、6-11でこのゲームを落とす。
 第2ゲーム、水谷のバッククロスへのフォアフリック、3球目でストレートにフォアフリックが連続して決まるなどして7-3まで引き離すが、台上で先手を取らせないように厳しいボールを送る中国にミスを誘われ、大きなラリーでは球威のある中国に押される厳しい展開で8-11と逆転される。
 第3ゲーム、序盤お互いのミスでポイントを重ねて3-2となるが、ここから中国ペアのボールに対応できない日本ペアが先手を取られ、まさかの9点連取を許し3-11で日本ペアは後がなくなる。
 第4ゲーム、動きのキレが増した許シンが大暴れ。フットワークを使ってオールフォアで強烈なドライブを連発。このボールに日本ペアは全く対応できない。最後も大きく回り込んだ許シンがフォアドライブをバックストレートに決めると、日本ペアのメダルの色が銅に決定した。

岸川聖也のコメント
「中国選手とやったときにはやっぱり1ゲーム目を取りたいという思いがいつもありますが、それを取られてしまった。2ゲーム目も7-3から逆転されてしまって、こっちは焦ってしまったし、相手には余裕を持たれてしまったので厳しかったですね」

水谷隼のコメント
「今日の試合は本当に完敗だったと思います。何をしても相手の方が一枚二枚うわ手で、こっちも悪いプレーではなかったと思いますが、いいボールを打っても相手がさらにいいボールで返してくるという展開も多かった」

宮崎監督のコメント
「前回は馬龍・ハオ帥に勝ちました。今回は馬龍と許シンが組み替えてきました。許シンはペンで台上が得意、オールフォア系でダブルスが得意なので前回よりは厳しい戦いになるという予想してました。彼らのデータがない状態だったので、カタールでは水谷・韓陽で戦っていますが、いろいろな映像を見て対策を考えました。戦術的にはほとんど間違っていないつもりですし、2人もうまくやったと思います。しかし、技のひとつひとつ、例えばダブルストップからの展開は中国が得意なので、ストップはしないでフリックするか長くツッツいていこうという戦術を立てても、中国のストップ自体がかなりネットとぎりぎりで低い。日本人同士で練習するよりも回転もかかっているので、フリックするにしてもなかなか入らない。相当な技術を要する。それが上手く行って日本得意のラリー戦に持ち込もうとしても、中国のボールはスピードもあるし、かなり伸びたり沈んだりの変化が激しい。結局は戦術が上手くいってもひとつひとつの技でプレッシャーをかけられるし、最後に得意なパターンに持っていっても、さらに向こうのボールのキレにおされぎみになる。ということで二人の選手は徐々に技術的にも精神的にも追い込まれていくという状況でした。
 大勢のファンがいる中で、応援を背に受けて、いろんな作戦を試みたんですけど、現段階では中国との差は詰まっていないという率直な感じを受けました。長らくNTCで練習も研究もしてきたが、さらに練習の工夫を変えないと、このままでは差は詰まらないのではないかと思います。今の練習方法を見直して、少し違うシステムの練習とかを色々な人のご協力を得て、このままでは少し難しいのではないかと思います。この二人が持っている技術を向上すれば、ポテンシャル的には引けは取らない。銅メダルは獲得したが、二人はもっと上を目指しているはずなので、もっともっと厳しい技術、厳しい体力作りにまい進してもらいたい」


岸川・水谷は良いプレーも随所に見られたが......
馬龍・許シンは技術でもパワーでも日本ペアを上回った

男子ダブルス、陳杞・王皓が優勝 〜準優勝は馬龍・許シン〜

陳杞・王皓はそれぞれ2度目の優勝

 準決勝で張継科・ハオ帥(中国)の後輩ペアを4−1と抑え、勝ち上がった陳杞・王皓(中国)。王皓は孔令輝とペアを組んで世界卓球2005上海大会で優勝している。また今大会シングルスでは王励勤に敗れた陳杞だが世界卓球、オリンピック金メダル両方のタイトルを持つダブルスの名手だ。対するのは岸川・水谷を完封した中国若手のエース馬龍と左ペン裏面ドライブ型で巧みな台上とダイナミックなフォアハンドドライブを武器とする許シンのペア。
 陳杞・王皓のペアが序盤から動きのいい陳杞の活躍で6-2と引き離すが、ここからミスを重ね、馬龍・許シンがまさかの9ポイント連取で11-6としこのゲームを取ると、第2ゲームで気合いを入れ直した陳杞・王皓はより攻撃的なプレーを見せる。勝ちたいという気持ちが先行しているかに見える王皓のミスが目立つが、陳杞のするどい両ハンドのドライブとカウンターに馬龍ペアは対応できない。ジュースになったこのゲームを陳杞・王皓が意地で取り返す。
 第3ゲームも競り合う展開。許シンが左の陳杞のボールにうまく対応できない。しかしここでも勝ち気のまさる王皓のミスが多い。ポイントの取り合いになったこのゲームもジュースとなるが、きわどいボールが入り始めた王皓の裏面ドライブに馬龍が対応できずにこのゲームは13-11で陳杞・王皓。第4ゲーム、ここで経験の差が出たのか、世界卓球の決勝という初めての大舞台で思うようにプレーできない許シンの凡ミスが目立ち始める。これまでミスの目立っていた王皓が調子を完全に取り戻すと、それにつられるように馬龍のフォアハンドドライブが王皓を襲う。5-10から許シンはサーブミスでゲームカウントは3−1。
 第5ゲーム、すさまじいドライブの引き合い、陳杞がバッククロスに放ったシュートドライブに許シンが食い込まれて打ち返せず、陳杞・王皓リードの5-3となると馬龍・許シンはタイムアウト。しかし陳杞のボールに許シンは合わせられず、防戦に。ここで馬龍が前で速いプレーでポイントを重ねるが、許シンのサーブを王皓が裏面フリックでストレートにエースを奪い9-9に。ここでまたすさまじいドライブの引き合いに。また陳杞の鋭いボールを打ち返せない許シンがあげたロビングがオーバーして10-9のチャンピオンシップポイント。最後は許シンの放ったドライブがネットにかかりアウト。陳杞・王皓ペアはがっちり手を握り、抱き合って優勝の喜びをかみしめた。

陳杞・王皓(6-11,13-11,13-11,11-5,11-9)馬龍・許シン

陳杞の速いプレーが光った
若手の馬龍・許シンは経験の差を露呈させた

 準決勝で陳杞・王皓と対戦した張継科・ハオ帥は、戦術面の不足から張継科が持つ巧みな台上技術をうまくポイントに結び付けられずに、先輩ペアの前に1−4で沈んだ。しかし、ドライブの引き合いでは互角ともいえるパワーとスピードを見せ、これからの可能性を感じさせた。

陳杞・王皓(6-11,8-11,3-11,5-11)張継科・ハオ帥

ハオ帥・張継科の挑戦は陳杞・王皓に跳ね返された

女子ダブルス、郭躍・李暁霞が優勝 〜準優勝は丁寧・郭炎〜

郭躍・李暁霞は前回の準優勝からステップアップの優勝

 女子ダブルスは、ザグレブ大会で王楠・張怡寧に優勝を阻止された郭躍・李暁霞が初優勝を飾った。優勝を争ったのは丁寧・郭炎。左シェークの丁寧は今大会への中国国内選考会である「直通横浜」で張怡寧、郭躍を抑えて1位の成績を残した実力ナンバーワンの若手だ。
 決勝戦は李暁霞が回転量の多いドライブでチャンスをつくり動きのいい郭躍がポイントをゲットする郭躍・李暁霞の戦術が序盤からうまく機能して、郭躍が丁寧に思い通りにプレーさせずに11-8で郭躍ペア。第2ゲームは郭躍が決めればポイントになるが、ミスすれば失点という展開。10-9から郭躍のスピードドライブを郭炎がブロックして10-10となると丁寧が、回り込みフォアハンドをミス、11-10で郭躍がフォアクロスに飛びついて強打すると13-11で2ゲーム連取。
 調子のいい郭躍に対して、ひとり安定性を欠く丁寧。やはり大舞台での経験のない丁寧が郭炎ペアにとっては不安材料になる。第3ゲーム、丁寧・郭炎は流れを変えられずに、李暁霞・郭躍のポイントを許し、このゲームも11-4で郭躍ペア。あとのない丁寧・郭炎、第4ゲーム序盤で7−2と大きくリード、丁寧の動きが良くなってボールが入ってくると、郭躍ペアはおされぎみに。一方的な展開で丁寧・郭炎が11-3と取り返す。
 しかし第5ゲーム、依然優勝に王手をかけた郭躍・李暁霞が猛攻をかけ、4-1と突き放すと郭炎ペアはタイムアウト。後半8-4から8-6まで迫られると今度は郭躍ペアがタイムアウト。このあと、郭躍がフォアクロスの厳しいコースにカーブドライブを2本決めて10-7とチャンピオンシップポイントを迎えると、今度は鋭いバックドライブをバックドライブに放ち、このボールが丁寧のラケットに大きくはじかれて台の外に落ちた。

郭躍・李暁霞(11-8,12-10,11-4,3-11,11-7)丁寧・郭炎

郭躍・李暁霞は郭躍の好プレーが優勝に貢献

丁寧・郭炎はやや安定性を欠いた

 決勝に先立って行われた、女子ダブルスの準決勝第1試合は郭躍・李暁霞 vs 姜華君・帖雅娜(香港)。シンガポールの馮天薇・王越古を準々決勝で破り勢いに乗った香港ペアは、前陣での速攻で挑んだが、中国ペアの強力な両ハンドドライブを止められずにストレートで撃沈。表彰台の常連ではあるが、なかなか優勝には手が届かない。

郭躍・李暁霞(中国)(11-7,11-8,11-5,11-9)姜華君・帖雅娜(香港)

 準決勝第2試合は丁寧・郭炎に金?娥・朴美英(韓国)カットマンペアが挑戦した。粘って拾いまくり相手のミスと攻撃のチャンスをひたすら待つ戦術でのぞんだ韓国ペアが後半、3つのジュースを落とし悔しい準決勝敗退となった。守備では抜群の能力を見せる韓国ペアだが、安定したカット打ちと打ち抜く攻撃力のある中国ペアを防戦一方で崩すのは難しかった。

丁寧・郭炎(中国)(11-3,11-9,12-14,12-10,12-10)金?娥・朴美英(韓国)


前陣での打撃戦に勝負をかけた姜華君・帖雅娜だったが......
金?娥・朴美英はコート中を駆け巡り、ボールを拾いまくった

男子シングルス準決勝第1試合 王皓 vs 馬龍

初タイトルに掛ける意気込みはすさまじい

馬龍、まだ頂点には届かない

 世界ランキング1位を保持してながら、世界タイトルのない王皓。この大会にかける意気込みの激しさが彼のプレーから伝わってくる。対する馬龍。「若手」のエースと呼ばれて久しいが、もうそろそろそのポジションを脱却してもいい頃だろう。
 準決勝第1試合、立ち上がりから気合いの入った王皓。動いてフォアハンドをバックストレートにたたき込むかと思えば、レシーブを軽くフォア側にフリックしてエースを取るなど貫録を感じさせるプレー。しかし馬龍も、力みの見える王皓のミスを誘うように落ち着いたプレー。9-9から王皓のフリックレシーブを馬龍がカウンター。第1ゲームにリーチをかけるが、王皓は次のポイント、台から出たサービスをストレートにぶち抜いてレシーブエース。王皓がこのゲームを逆転して1−0。
 第2ゲームも馬龍は王皓のドライブを止められず8-11と落とし、王皓の2−0。第3ーム、馬龍は王皓のミドルを中心に攻めていくとこれが決まって、競り合いをものにし12-10。第4ゲーム、お互いの攻防は拮抗するが王皓の10-8から馬龍がフルスイングの3球目まわり込み でバッククロスを抜くと、王皓はタイムアウト。全力の引き合いを王皓が打ち抜き11-9とし、ゲームカウントは3−1。
 第5ゲーム、やはりポイントは競る展開。王皓がバック対バックのラリーから裏面ドライブを鋭くバックに打ち抜けば、馬龍は回り込んでバックストレートにドライブ。馬龍がラッキーなエッジインで9-9とすると王皓の裏面ドライブで10-9、最後馬龍のフルスイングのフォアハンドドライブがオーバーし、王皓は世界卓球初の決勝の舞台へと駒を進めた。


男子シングルス準決勝第2試合 王励勤 vs 馬琳

王励勤はプレーがスピードアップ

王励勤に3大会連続の苦杯

 上海大会、ザグレブ大会と決勝を争った2人が、横浜では準決勝で決勝への切符をかけて争うことになった。2大会連続優勝の王励勤と2大会連続の馬琳にたいして、勝利の女神はここ横浜でも王励勤に微笑みかけた。
   序盤、台上処理も正確で動きもよい王励勤が打点の速いフォアハンドドライブで馬琳の両サイド深くを攻める。第1ゲームを11-5で王励勤が取ると、第2ゲームは馬琳も思い切った回り込みを見せ、このゲームを14-12とジュースを制し、1−1とする。
 両者一歩も譲らない競り合いで9-9に。ここで馬琳のサーブを王励勤はバックに深くツッツキ。これに裏面ドライブで対応しようとした馬琳はオーバーミスして王励勤の10-9。フォアクロスに来たドライブをサイドを切るコースにカウンターで11-9とする。第4ゲームは馬琳が序盤から先行する流れをで押し切って、11-7とし2−2とシーソーゲームが続く。
 第5ゲーム、10-8とゲームポイントを握った王励勤に馬琳は強烈な3球目を叩きこむと、タイムアウト。冷静に勝利を見据え、馬琳の見事な3球目のフォアフリックをカウンター、返ってきたきたチャンスボールを台にたたきつけて11-9とし決勝進出に王手。
 しかし、馬琳がここで引き下がるわけはない。序盤から6-1と大きくリードした馬琳がそのままリードを保ち、11-6と取り返し、勝負は最終ゲームへ。
 王励勤は巧みな台上から先手を取って先にドライブ強打を叩きこむ展開。馬琳は2本のネットインのラッキーポイントで6-6とするが、王励勤の好プレーがつづき、9-6と離されると馬琳がタイムアウト。ドライブの激しい引き合いを王励勤が打ち勝ってマッチポイントを取ると、最後は激しいラリーから馬琳の浮いた短いカット性ショートを駆け込んでバックハンドで決めた王励勤が決勝進出を決めた。
 馬琳は4回戦で松平健太、準々決勝で朱世赫と連日の激戦で疲れが残っている様子だった。対する王励勤は終始落ち着いた様子で、どれほど苦戦しようとも、自分の3連覇を確信しているようにすら感じた。王励勤は明日、荘則東以来の世界選手権3連覇と王皓と真の「王者」の座をかけて決勝にのぞむ。

王励勤(中国)(11-5,12-14,11-9,7-11,11-9,6-11,11-6 )馬琳(中国)


女子シングルス準決勝第1試合 張怡寧 vs 劉詩文

張怡寧は女王貫録を見せた

劉詩文は小柄ながらパワフルなプレー

 女子シングルス準決勝第1試合は中国の女王張怡寧と若手のホープ劉詩文。劉詩文は4回戦で先輩の郭炎を、郭炎のお株を奪うような力強いプレーでストレートで下している。小柄ながらスピードとパワーあふれる前陣プレーは中国の次代を担うにふさわしい新しいプレースタイルだといえる。
 準決勝のゲームは一方的な展開で幕を開けた。初の大舞台で緊張したのだろうか、劉詩文はラリーでは張怡寧に抜かれ、チャンスボールをミスし、あっという間に張怡寧に0-7と引き離される。大量リードに堅さのとれた劉詩文は前陣で回転量の多い両ハンドドライブを張怡寧のバックに、フォアクロス、ミドルに打ち分け、ラリーでも有利に展開する。8-10まで追い上げるが、最後は張怡寧が3球目で劉詩文のバック側を抜くバックハンドドライブを放つ。第2ゲーム、フットワークを使ってフォアドライブで攻める劉詩文が7-3とリード。しかし、ここから張怡寧の反撃にあい8-11で逆転負け。第3ゲーム、小柄な劉詩文を両サイドの厳しいコースに振って攻める張怡寧が優勢に攻め11-6と決勝進出に王手。
 あとがない劉詩文は足を使って積極的に攻め続け、このゲームを11-8と取り返す。続く第5ゲーム、勢いに乗った劉詩文は6-2と突き放すが、8-7まで迫られるとお互いにフォアクロスに強打を放ち10-10に。バック対バックのラリーから劉詩文が張怡寧のフォアミドルへの強打でポイント、次もフォアミドルを打ち抜き12-10で2ゲーム連取。
 第6ゲーム、序盤の劉詩文のミスで張怡寧リードで進む流れ、張怡寧は8-6から、劉詩文の強烈な3球目バックドライブを浴び、7-8とまで迫られるが、最後まで攻撃の手を緩めずに10-8から、劉詩文が回り込んで打った3球目ドライブがオーバーして、張怡寧が世界卓球4回目の決勝戦出場を決めた。

張怡寧(中国)(11-8,11-8,11-6,8-11,10-12,11-8)劉詩文(中国)


女子シングルス準決勝第2試合 郭躍 vs 李暁霞

好調の郭躍、2連覇なるか

李暁霞は2年連続の決勝進出ならず

 女子シングルス準決勝の第2試合はザグレブ大会の決勝を戦った2人の対決となった。速い打点で攻める郭躍に対して、李暁霞はやや台から距離を取って回転量の多いドライブで攻めるという展開。先にしっかりとかけれられるときはよいが、郭躍の絶妙なレシーブに李暁霞はなかなか先に攻められずに、郭躍に先手を取られる。2点のリードを縮められないまま郭躍が第1ゲームを先行。第2ゲームも出だしから7-1と郭躍が飛ばし、李暁霞は無理に攻撃しようとしてミスがでる。11-5で第2ゲームも郭躍。李暁霞は郭躍のバッククロスへの攻撃を恐れずに郭躍のバックにボールを集め、チャンスボールを強打する戦術に。それでも郭躍の打点の速いバッククロスへのドライブの威力が勝り、郭躍リードの9-6。ここから2本おとして9-8とするとこのゲームを勝負どころとみた郭躍はタイムアウト。しかし、李暁霞のファオクロスへの強打が決まり10-12で李暁霞が1ゲーム返す。
 しかし李暁霞はこれといった打開策もないままずるずるとリードを広げられ、第4ゲームも、11-5で郭躍。攻撃の意識は高い李はフォアの打ちミスが増えると、無理に回り込まずにバックで対応。これが功を奏し3-6から8-8まで追いつく。しかし、マッチポイントを握られた李暁霞はバックからフォアに振られ、返球はアウト。郭躍の2年連続の決勝進出が決まった。

郭躍(中国)(11-8,11-5,10-12,115,11-9)李暁霞(中国)



 なお、本大会の模様は 6月号(5/20発売予定)に掲載予定。