大会報道

インカレ 京都で開催 〜明治大と淑徳大が優勝〜

2009.08.13

<その他の国内大会>

 平成21年8月10〜12日、第79回全日本大学対抗卓球選手権大会(インカレ)が京都市体育館で開催された。

男子:明治大が優勝

明治大が11年ぶりの優勝

 男子は前年優勝の青森大が部員がそろわず予選リーグで敗退。同じく前回準優勝の中央大が決勝トーナメント2回戦埼玉工業大にストレート負けを喫する波乱の展開。決勝は、明治大と早稲田大の関東対決。春の関東学生リーグでは早稲田大が勝利を収めているが、今大会は4単1複のため混戦が予想された。
 トップは明治大・水谷と早稲田大・笠原というエース対決。全日本王者の水谷は、関東学生チャンピオンの笠原を攻守で圧倒する。水谷は、サービスからの速攻に定評がある笠原に対して、丁寧なレシーブでラリーに持ち込んで打ち崩して3−1で快勝。幸先よく先取点を挙げた。
 続く2番は池田と御内が対戦。両者交互に取り合って2−2ともつれる。最終ゲームに入ると御内がカットからの反撃で引き離して、1−1のタイに戻した。
 3番ダブルス、春リーグで早稲田大の足立・笠原に敗れている水谷・甲斐は、今大会に向けてダブルスを強化して望んだ。立ち上がりから早稲田ペアの速いフォアハンドについていくと、ジュースで水谷がファインプレーを連発して先行する。すると右の甲斐と左の水谷のドライブが広角に決まって、貴重な勝ち越し点を上げた。
 勢いついた明治大は、4番で軽部が鋭い台上プレーからの両ハンド速攻で高岡を圧倒して勝負を決めた。
 結局、明治大が早稲田大を3−1で下して、平成10年度以来11年ぶり12回目の栄冠を手にした。


水谷が単複でエースの働き

早稲田は御内が一矢報いる

最後は軽部が速攻で決めた

 3位は筑波大と大正大が入賞した。
 筑波大は2年連続ベスト4.絶対的なエースはいないものの、全員がラリー戦に強く、準決勝で早稲田大をラストまで追い詰める健闘を見せた。
 大正大は2回戦で愛知工業大との大接戦を制して勢いに乗ると、準々決勝で埼玉工業大を完封した。


筑波大が2年連続ベスト4

大正大は愛知工業大との接戦制す


女子:淑徳大が優勝

淑徳大が3年ぶりの優勝

 女子は淑徳大と東京富士大が対戦。淑徳大は準決勝で前回優勝の朝日大を圧倒して3年ぶりの優勝を狙う。一方の東京富士大は、神戸松蔭女子大、近畿大とのいう関西勢を接戦を振り切って決勝進出。平成元年以来の栄冠をめざした。
 1番は淑徳大・石垣と東京富士大・劉テイのエース対決。序盤は劉が石垣のミドルにループを集めてから左右に打ち抜いて0−2とリード。しかし、石垣はカットを上から振り下ろしてプレッシャーをかけ、時折反撃を交えて2−2に追いつく。最終ゲームは石垣が先行するが、中盤から劉が石垣のフォアにパワードライブを集めて逆転し、東京富士大が先行した。
 続く2番は、東京富士大の伊積が強打で先行するが、淑徳大の小野が切れのよいフォアハンドスマッシュで応戦。第2ゲームの競り合いをものにした小野が3−1で取り返して、1−1のタイに戻した。
 流れを左右するダブルスは大接戦。前半は東京富士大が左の伊積と右の池田の連打を来る祖に決めて0−2と先行する。しかし、淑徳大の山梨・小野が第3ゲームを17-15で競り勝ってペースをつかむと、小野の台上プレーでチャンスをつかんで山梨がフォアで決める展開で3ゲームを連取。見事な逆転勝ちで淑徳大が大手をかけた。
 4番は淑徳大・山梨と東京富士大・園田が対戦。両者はともに準決勝の4番で決勝点を挙げている注目のカード。第1ゲームは園田が固いブロックで先行するが、第2ゲームは山梨が速攻合戦を制して1−1に追いつく。これで攻めのリズムを取り戻した山梨がしっかり動いてフォアハンドドライブを決めて、一気に3ゲームを連取した。
 結局、淑徳大が東京富士大を3−1で下して、3年ぶり7回目の優勝を手にした。


劉が石垣に競り勝って先行も...

小野が強打で流れを戻した

最後は山梨がドライブで決めた

 3位は朝日大と近畿大が入賞した。
 朝日大は2連覇をめざしたが、準決勝で淑徳大に前半で得点できず、0−2とされて流れを失った。
 近畿大は、準々決勝で優勝候補の早稲田大との激戦を制して、うれしいベスト4入りを果たした。


朝日大は2連覇ならず...

近畿大は早稲田大を振り切った


今大会の模様は・・・ 〜卓球レポート10月号に掲載〜

 今大会の記録は、関西学生卓球連盟のホームページに掲載されています。
 関西学生卓球連盟 公式HP:http://homepage2.nifty.com/ksttf

 なお、今大会の模様は 9月号(8/20発売予定)に掲載予定。
 現地取材班:兼吉秀洋(卓球レポート編集部)