大会報道

国際クラス別全日本選手権大会 大阪で開催 〜岡紀彦プロが優勝を飾る!!〜

2009.11.23

<その他の国内大会>

 大阪・大阪市舞洲障害者スポーツセンター(アミティ舞洲)で11月21〜22日、第1回国際クラス別全日本選手権大会が開催された。

岡紀彦プロが優勝!!

 11月21〜22日、大阪で第1回国際クラス別全日本選手権大会が行われた。この大会の前身は、昨年まで開催されていた日本障害者選手権大会で、日本障害者選手権大会には肢体不自由者と知的障害者が出場していた。今年からは、肢体不自由者と知的障害者の大会を別に行うこととなり、肢体不自由者の大会として「国際クラス別全日本選手権大会」が第1回大会の開催となった。
 この大会では、障害の程度(重さ)によってクラスを分けて競技を行う。クラス1〜5が車いす、クラス6〜10およびクラスSが立位となっており、数字が小さいクラスほど障害が重い。それぞれのクラスの王座をめぐって、熱い戦いが繰り広げられた。

吉田信一による選手宣誓で大会が開幕

 男子クラス5を制したのは、北京パラリンピック日本代表の岡紀彦。日本障害者選手権大会時代から数えて4連覇を遂げた。女子クラスの4-5は同じく北京パラリンピック日本代表の別所キミヱが優勝。両選手とも国際大会を転戦するハードスケジュールの中で今大会を迎えたものの、危なげなく勝利を手にした。


岡が圧倒的な強さを見せた

別所も全試合ストレート勝ち


 好試合が多かった男子クラス9はベテランの富岡成一が制した。立石アルファ裕一、鈴木伸幸ら若手の挑戦を退け、4年ぶりの優勝を飾った。


ベテラン富岡が若手を退け優勝


 直前に行われた韓国オープンでそれぞれ金メダルを獲得した工藤恭子と石河恵美。今大会も日本のエースらしい活躍で優勝した。


女子クラス10-S優勝の工藤

女子クラス9優勝の石河


 アジアユースパラゲームズでも活躍した中学生の井上全悠は、今大会も健闘して笹川スポーツ財団賞を受賞。また、今大会はフレッシュな顔ぶれも多く、初出場の土井健太郎・康太郎の兄弟は入賞こそならなかったものの、元気いっぱいのプレーで新風を吹き込んだ。


アジアユースパラゲームズでも活躍した井上

見事に笹川スポーツ財団賞を受賞

初出場した土井兄弟の兄、健太郎

弟の土井康太郎も初出場


 ダブルスは5種目中4種目が連覇となり、男子クラス1-5のみ吉田信一・宇津木孝章の新チャンピオンが誕生した。


ダブルス男子クラス1-5優勝の吉田(右)・宇津木
ダブルス男子クラス6-8で3連覇した森脇(右)・二宮
ダブルス男子クラス9-Sで2連覇した立石(右)・垣田
ダブルス女子クラス1-5で3連覇した別所(左)・佐竹
ダブルス女子クラス6-Sで3連覇した工藤(右)・石河
大会を支えた役員とボランティアのみなさん


シングルス
クラス
優勝
2位
3位










男子
1
原正幸
(大阪)
中市秀哉
(兵庫)
平裕治
(兵庫)
2
皆見信博
(香川)
中島英男
(茨城)
間瀬英樹
(愛知)
3
吉田信一
(東京)
佐藤幸広
(東京)
藤原正治
(愛知)
4
宇津木孝章
(東京)
長島秀明
(東京)
川久保真一
(神奈川)
5
岡紀彦
(岡山)
藤井和彦
(東京)
杉内博幸
(熊本)
6
小野初夫
(大分)
渡部敬二
(大分)
小鯖春彦
(東京)
7
浜野泰之
(埼玉)
八木克勝
(愛知)
渡部敬仁
(愛媛)
8
金子和也
(埼玉)
武田宜久
(埼玉)
松山順一
(愛知)
9
富岡成一
(東京)
鈴木伸幸
(愛知)
本田利行
(愛知)
10
垣田斉明
(熊本)
谷口英雄
(山口)
坪田友広
(大分)
S
井上憲俊
(大阪)
堀田英雄
(富山)
大向勝
(大分)






女子
2-3
藤原佐登子
(愛知)
河津順子
(山口)
今井智子
(大阪)
4-5
別所キミヱ
(香川)
石橋栄
(大阪)
佐竹恵
(大阪)
6-7
船戸佳津枝
(岐阜)
奥田愛子
(福岡)
曽我美枝子
(東京)
8
柾谷はつ子
(神奈川)
佐々木美枝子
(奈良)
中野真紀子
(神奈川)
9
石河恵美
(神奈川)
伊藤信子
(大阪)
津田昭子
(岐阜)
10-S
工藤恭子
(熊本)
宮内富士子
(埼玉)
藤岡明美
(徳島)
ダブルス
クラス
優勝
2位
3位




男子
1-5
吉田信一・宇津木孝章
(東京)
佐藤幸広・藤井和彦
(東京)
中出将男・鍋坂勇夫
(大阪・香川)
6-8
森脇賢造・二宮仁
(兵庫)
安立剛・金子和也
(東京・埼玉)
板井淳記・宿野部拓海
(大分・神奈川)
9-S
立石アルファ裕一
垣田斉明
(福岡・熊本)
本田利行・富岡成一
(愛知・東京)
谷口英雄・大平悟
(山口)
11
竹田隆・松本直記
(東京・埼玉)
大川秋男・寺澤光一
(神奈川・東京)
福井昴孔・木下佑輝
(滋賀)


女子
1-5
別所キミヱ・佐竹恵
(香川・大阪)
6-S
工藤恭子・石河恵美
(熊本・神奈川)
西井美子・高木みき子
(大阪)
間瀬ふじ子・服部ひろみ
(愛知)

−障害の程度とクラス−

 今大会の記録は日本卓球協会のホームページに掲載されています。
 日本卓球協会 公式HP:http://www.jtta.or.jp

 なお、今大会の模様は 1月号(12/20発売予定)に掲載予定。
 現地取材班:川合綾子(卓球レポート編集部)