大会報道

全日本カデット 広島で開催 〜14歳以下は村松と松平が優勝〜

2009.11.16

<その他の国内大会>

 平成21年11月13〜14日まで、広島県立総合体育館で平成21年度全日本選手権大会(カデットの部)が開催された。

14歳以下男子シングルス 村松がブツ切りカットと攻撃で優勝

昨年の13歳以下シングルスに続き優勝の村松

 14歳以下男子シングルスは、ベスト4のうち3人がエリートアカデミーの選手が占めることになり、カットの村松(エリートアカデミー)が昨年の13歳以下男子シングルスに続いて2大会連続で優勝を飾った。
 村松は得意のブツ切りカットに加えて、サービスからの3球目バックドライブや相手がループドライブでつないできたボールを中陣からフォアドライブで狙い打つなど、「攻撃力を強化してきました」と本人が語ったように、攻撃に幅が出て、堂々の優勝を飾った。
 2位の東(エリートアカデミー)は柔らかいボールタッチを生かし、相手の逆をつくプレーなどで強豪を倒して勝ち上がってきた。
 3位には優勝候補筆頭の森薗(青森山田中)を破った大塚(エリートアカデミー)と宮本(尾久八幡中)が入った。


ブツ切りカットに攻撃力も加わった村松
東は巧みなプレーで強豪を連破し準優勝


14歳以下女子シングルス 松平がシングルスで初の全国優勝

成長を見せた松平が初優勝

 混戦が予想された14歳以下女子シングルスは、その予想通り、第1、第2シードが早々に負けるという波乱の多い展開になった。
 そんな中で優勝を飾ったのは、しゃがみ込みサービスからの両ハンド攻撃に磨きがかかった松平(ミキハウスJSC)。夏の全中のときよりもフォアドライブに積極性と威力がついて、他を1歩上回る強さを見せた。
 2位の高橋(徳地中)は第1シードの森薗(エリートアカデミー)を激戦の末に下すと、そのまま一気に決勝へ。ミスの少ないバックハンドとしっかり打てるフォアハンドが持ち味の選手だ。
なお、3位には宋(青森山田中)と明神(土佐女子中)という名門校の選手が入った。


両ハンド攻撃に磨きのかかった松平
森薗を破って決勝まで勝ち上がった高橋


13歳以下男子シングルス 混戦を制した酒井が初優勝

接戦を勝ち抜いて初優勝の酒井

 13歳以下男子シングルスは第1、第2、第3、第4シードの選手がベスト4に入り、上位は順当な結果になった。
 誰が優勝してもおかしくない状況の中、酒井(エリートアカデミー)が接戦を制して、全国大会の初タイトルを手にした。酒井は、サービスエースを連発するほどの威力も持つしゃがみ込みサービスを武器に、両ハンドのカウンター攻撃で攻め続けた。3対2の接戦が多かったが、最後まで攻める気持ちがなくならなかったのが勝因。これからの活躍が楽しみだ。
 2位の坪井(青森山田中)は、前陣でのクイックな攻撃が魅力。運動神経の良さを感じさせる素早い動きが光った。
 3位には田添(石田卓球クラブ)と吉村(青森山田中)が入った。


酒井は両ハンドカウンターが冴えた

前陣で攻めた坪井


13歳以下女子シングルス 前田が貫禄勝ちで優勝を決める

全中王者の前田が貫録の優勝

 13歳以下女子シングルスは、今夏1年生で全中優勝を決めた前田が貫禄の優勝。何試合かゲームを落としたことはあったが、力の差は歴然としていた。前田は「バック側のラバーを変えて、まだ慣れていない」と不安を口にしたが、ナックル性のブロックをうまく生かして戦っていた。
 2位の森(青森山田中)は大活躍。力のあるフォアドライブと思い切りのいいバックハンドを武器に大車輪の活躍を見せた。
 3位には安藤(青森山田中)と加藤(高富中)が入った。


1年生ながら力の差を見せた前田

森は威力のある両ハンドを武器に準優勝


男子ダブルス 森薗・吉村がラリー戦を制してV

左右のペアでラリー戦に強さを見せた森薗・吉村が優勝

 男子ダブルスは、森薗・吉村(青森山田中)が優勝。1番苦しかったのは準々決勝。上村・松下(城山ひのくにジュニア)に先に2ゲームを取られたが、森薗が気合いのプレーで引っぱって逆転勝ち。左と右のペアを生かして、ラリー戦で強さを発揮した。
 2位には堀・渡辺(明徳義塾中)が入った。



女子ダブルス 松平・前田が圧倒的な強さで優勝

圧倒的な強さで優勝した松平・前田

 女子ダブルスは、「最初から優勝を狙っていた」という松平・前田(ミキハウスJSC)が優勝。初戦は硬さが見えて3対2と危なかったが、そこからは本来の調子を出して他を圧倒した。
 2位には同じ所属の徳永・阿部(ミキハウスJSC)が入った。


 今大会の記録は日本卓球協会のホームページに掲載されています。
 日本卓球協会 公式HP:http://www.jtta.or.jp

 なお、今大会の模様は 1月号(12/20発売予定)に掲載予定。
 現地取材班:中川学(卓球レポート編集部)