大会報道

JTTLファイナル4 東京アートと日立化成が優勝  〜内閣総理大臣杯を獲得〜

2009.12.21

<その他の国内大会>

 内閣総理大臣杯を争う「第3回JTTLファイナル4」が12月19〜20日、横浜文化体育館で開催された。

男子優勝:東京アート

東京アートが3連覇を達成

 男子決勝は、日本リーグ前期・後期を連覇した東京アートが、協和発酵キリンと3年連続で決勝の舞台で内閣総理大臣杯を賭けて争うことになった。1回戦でも当たった組み合わせだが、ここでは東京アートがオールストレートという強さを見せ決勝に勝ち上がってきた。決勝では両者ともオーダーを変えてきた。

 トップは大矢vs倉嶋。大矢は打点の早いパワフルな両ハンドドライブで倉嶋を3−1で押し切ると、2番は木方vs張。前陣でワイドに攻める張に対して木方が中陣から盛り返す展開。一進一退の攻防が続き、ゲームオール9点の接戦を木方が気合いで制した。
 要のダブルスは、韓・張vs倉嶋・田勢。東京アートペアがミスの少ない安定した攻守で2−0とするも、第3ゲーム、第4ゲームと続けてジュースを協和発酵キリンペアが制し、第5ゲームへ。東京アートペアは勝ち急いだ協和発酵キリンペアのミスを誘うプレーで11-6とし、優勝に王手をかけた。
 4番は韓陽vs横山。横山は切れのある両ハンドドライブで0−1から1−1とするが、韓陽の安定したプレーの前に続く2ゲームを落とし、東京アートがファイナル4、3連覇を決めた。

 これで東京アートは前期日本リーグと後期日本リーグ、実業団選手権大会、全日本団体、ファイナル4と実業団の団体戦すべてを制したことになる。平成21年は東京アートの年だったといっても過言ではないだろう。


大矢がパワフルなプレーで先制点

安定感を見せた韓(左)・張組

決勝で張を破り勝利への執念を見せた木方

 準決勝は、協和発酵キリンvsシチズン。1−1で迎えたダブルスで、協和発酵キリンは倉嶋・田勢が谷口・中野に敗れ後がなくなるが、続く4番で、倉嶋が並木に3−2でラリー戦を制し粘り勝ち、ラストで横山が谷口をシャットアウトし、決勝進出を決めた。

 1回戦は東京アートvs協和発酵キリンとシチズンvs住友金属物流が対戦。
 東京アートはオール3−0で完勝。東京アートは決勝へ、協和発酵キリンは準決勝へ進出が決まった。
 シチズンは、中野が時吉を、久保田が足立をそれぞれストレートで下し、2−0として勢いにのったが、谷口・中野のダブルスが、時吉・沼田にゲームオールジュースの接戦の末に敗れ、2−1に。しかし、最後は並木が沼田をシャットアウトして、後期2位の好成績を収めたシチズンが準決勝進出を決めた。


シチズンは準決勝で敗れ3位

住友金属物流は1回戦敗退で4位


女子優勝:日立化成

日立化成が初優勝

 女子決勝は日本リーグ前期・後期で初の連覇を達成したサンリツが順当に勝ち上がってきた。対する日立化成は強豪をそろえながらも勝ちきれずにいたが、準決勝ではファイナル4、2年連続優勝の日本生命に競り勝つ勝負強さも見せ、決勝の舞台に勝ち残った。

 トップは侯琳vs福平。対戦成績では圧倒的に有利な侯琳を、福平は的確なバックプッシュと打点の早いフォアスマッシュで食い下がり、1−2から2−2と追いつくと、ゲームオールジュースの接戦を14-12で制し、チームに勢いをつけた。

 2番はサンリツ坂本と準決勝の日本生命戦ラストで藤井を破っている渡辺。集中力を欠いたかに見える渡辺は凡ミスを多発し、坂本が3?1とし、ダブルス勝負へ。  前後期の日本リーグ優勝へチームを導いた立役者とも言える坂本・阿部のダブルスに、一方、ダブルスのペアリングで苦しんでいたかに見える日立化成は藤沼・福平のサウスポーペア。藤沼・福平はバックサイドから積極的に回り込んで攻める展開で得点を重ね、3−1とし優勝に王手をかけた。  注目の4番は王vs福原。平成20年度の全日本選手権以来の対戦となったが、福原は粘り強いプレーで王を追い詰めるが14-16で第1ゲームを落とすと、無理に攻めにいった福原がミスを重ねて、王の3−0となり、王者日本生命を倒した日立化成の初優勝が決まった。


福平(右)・藤沼のサウスポーペアが活躍

王は福原をシャットアウト

福原は王のカットを打ち崩せず

女子の準決勝は日立化成と日本生命の対戦。トップでニッセイ李佳が日立化成・王のカットを打ち抜き3−1で下すと、2番は福平が重本をゲームオールの末に下し、1−1に。藤沼・福平のサウスポーペアが東アジア競技会銀メダルの藤井・若宮を3−1とし流れは日立化成に。しかし、4番で若宮が藤沼に逆転勝ちを収め、勝負はラストにもつれる。両者負けられない勝負だが、藤井が渡辺のミート打ちのスピードボールに対応できずに、1−1で迎えた第3ゲームを13-15で落とすと、第4ゲームは渡辺が11-4とし、日立化成の決勝進出が決まった。

1回戦はサンリツが日本生命を3−2で破り、日本生命は準決勝へ。日立化成は中国電力を3−0で破り、準決勝進出を決めた。

日本生命は無念の3位

中国電力は日立化成に完敗で4位


 本大会の記録は、日本リーグのホームページに掲載されています。
 日本リーグ 公式HP:http://www.jttl.gr.jphttp://www.jttl.gr.jp

 なお、今大会の模様は 2月号(1/20発売予定)に掲載予定。
 現地取材班:佐藤孝弘(卓球レポート編集部)