大会報道

全日本カデット 花巻で開催 〜14歳以下は酒井と前田が優勝〜

2010.11.22

<その他の国内大会>

 平成22年11月19〜21日まで、花巻市総合体育館で平成22年度全日本選手権大会(カデットの部)が開催された。

14歳以下男子シングルス 酒井が多彩なテクニックで優勝

昨年の13歳以下シングルスに続き優勝の酒井

 14歳以下男子シングルスは、昨年14歳以下男子シングルスで優勝の村松(エリートアカデミー)と13歳以下男子シングルスで優勝の酒井(エリートアカデミー)の同士打ち決勝となった。酒井は、練習でも分がいいという村松を安定したカット打ちと厳しいコースを狙ったスピードドライブで攻略。優勝までわずか1ゲームを落とすのみと圧倒的といっていい安定感と多彩なテクニックで連続優勝を飾った。
 2位の村松もチームメイトに慣れられているという不利はあったが、昨年以上に攻撃を強化してきており、身長が大幅に伸びたことも手伝って、ドライブの威力は攻撃選手並みと言えるほどに成長していた。
 3位にはボールセンスあふれるプレーを見せた吉村(青森山田中)と思い切りのいい攻撃で坪井(青森山田中)を破る健闘を見せた渡辺(明徳義塾中)が入った。


安定感抜群のプレーで他を圧倒した酒井

村松はぶつ切りのカットに加え攻撃も強化


14歳以下女子シングルス 前田美優が13歳以下に続き優勝

全中王者の貫禄を見せつけて優勝した前田

 全中2連覇を達成した優勝候補筆頭の前田(ミキハウスJSC)が予想通りの強さを見せて、昨年の13歳以下女子シングルスにつづき優勝を飾った。
 決勝は前田対森(青森山田中)という昨年の13歳以下女子シングルスという同じカード。前田はサウスポーから繰り出す打球点の速い両ハンド攻撃でラリーの先手を取り、森のパワーをスピードで圧倒し、優勝を飾った。
 2位の森は全中2位の森薗を準決勝で破って決勝進出。気合いの入ったプレーで前田の執拗なバック攻めに必死に食らいつき第2ゲームを奪ったが、持ち前のパワフルな両ハンド攻撃を発揮できずに2年連続で前田の後塵を拝した。
なお、3位には徳永(ミキハウスJSC)と安藤(青森山田中)が入った。


向かうところ敵なしの前田

森はパワフルな両ハンドドライブで決勝進出


13歳以下男子シングルス 及川が初の全国タイトル

及川はライバルを倒し初の全国タイトル

 13歳以下男子シングルスは昨年と今年の全日本選手権大会(ホープスの部)の上位者が順当に優勝を争う結果となった。
 決勝は第1シードの三部(青森山田中)と第2シードの及川(青森山田中)が順当に勝ち上がり、同士打ち決勝となった。
 練習の勝率は五分五分という及川は、「自分から攻めようと思った」という言葉通りに積極的に攻める展開で、三部のミスを誘い3−0で優勝を決めた。
 一方、2位の三部は準決勝で高取(野田学園中)との壮絶なラリー戦を制して決勝進出を決めたが、決勝ではミスが目立ち、持ち前のバランスの良い両ハンド攻撃を披露できずに終わってしまった。
 3位には高取と姚(新発田ジュニア)が入った。


及川はミスの少ない両ハンド攻撃を見せた

決勝ではパワフルな攻撃が見られなかった三部


13歳以下女子シングルス 浜本が優勝

小学生の浜本が優勝の快挙

 13歳以下女子シングルスは、昨年ホープス王者の浜本が、小学生ながら長身とリーチの長さを活かした粘り強いプレーでカデットでも優勝を決めた。
 2位の森田(エリートアカデミー)は思い切りのいいバックハンドドライブを武器に決勝まで順当に勝ち上がった。
 3位には今年度ホープスチャンピオンの加藤(T.O.M)と平(Shochi Jr)が入った。


小学生ながら力の差を見せた浜本

森田は決勝で失速して2位


男子ダブルス 高杉・青山が強豪を連破し初V

左右のペアでコンビネーションのよさを見せた高杉・青山が優勝

 男子ダブルスは、高杉・青山(実践学園中)がノーシードから勝ち上がって優勝。決勝では村松・酒井(エリートアカデミー)と対戦。村松の切れたカットボールにもうまく対応し、両者のパワフルなドライブにつなげて、優勝候補を退けた。
 決勝まで安定した勝ち上がりを見せた村松・酒井の変則ペアは、それまで競らずにきたためか粘り強さに欠けた。3位には吉村・坪井(青森山田中)を破った和田・小池(TEAM上宮)と三部・及川(青森山田中)を破った平野・高取(野田学園中)が入った。



女子ダブルス 徳永・阿部が接戦を制して優勝

同士打ち対決で優勝を決めた徳永・阿部

 女子ダブルスは、昨年、松平・前田組に敗れて2位に終わった徳永・阿部(ミキハウスJSC)が優勝。前田・石田(ミキハウスJSC)との対戦となった決勝では阿部がつないでチャンスをつくり、徳永が決めるパターンで、同士打ち対決を制し昨年の無念を晴らした。
 2位の前田・石田組は石田のしゃがみ込みサーブがよく効いて決勝まで順当に勝ち上がった。
 3位には森・安藤(青森山田中)と粟屋・奥下(就実中)が入った。


 今大会の記録は日本卓球協会のホームページに掲載されています。
 日本卓球協会 公式HP:http://www.jtta.or.jp

 なお、今大会の模様は 1月号(12/20発売予定)に掲載予定。
 現地取材班:佐藤孝弘(卓球レポート編集部)