大会報道

後期日本リーグ 札幌で開催 〜男子は東京アート、女子は日本生命が優勝〜

2010.11.08

<その他の国内大会>

 平成22年11月3〜7日、北海道立総合体育センター(きたえーる)で平成22年度後期日本卓球リーグ札幌大会が開催された。男子は東京アート、女子は日本生命が優勝した。

男子:東京アートが4期連続優勝

東京アートがV15

 後期大会は1部と2部でリーグ戦が行われ、1部は8チームがしのぎを削った。
 4連覇を目指す東京アートが第4戦で住友金属物流に敗れる波乱が起き、優勝争いは全勝の協和発酵キリンが一歩リードして、最終戦で2強の直接対決に持ち込まれた。協和発酵キリンは勝てば文句なしの全勝優勝。東京アートは3−1で勝てば、得失率で逆転優勝という状況となった。
 試合はトップの勝敗が流れを左右した。東京アートは全日本社会人優勝の張。協和発酵キリンは昨年の社会人王者・下山。立ち上がりから下山が果敢に攻め込んで、張が懸命のブロックで応戦する展開。両者譲らずゲームオールジュースの大接戦となるが、最後は張が下山の猛攻をかわして競り勝った。続く2番で木方が大矢を下しただけに、この試合をものにしておけば、協和発酵キリンが栄冠を手にしていたことになっていた。
 ダブルスは韓・張の社会人優勝ダブルスが田勢・木方を圧倒して、悪い流れを断ち切り王手をかけた。続く4番、韓が鋭い裏面攻撃で田勢のブロックを打ち抜いて勝利を収め、東京アートが4期連続15回目の優勝を手にした。東京アートは中盤戦までダブルスのペアが固まらず土俵際まで追い込まれたが、最後に王者の底力を見せた。


張一博が最高殊勲選手賞

韓が栄冠を引き寄せた


 2位は協和発酵キリン。坂本がスウェーデンリーグで不在の中、総合力で健闘。しかし、またも東京アートの壁を乗り越えられなかった。
 3位はシチズン。ラストまでもつれた3試合をいずれもものにする勝負強さを見せて、前期から1つランクアップした。
 4位は住友金属物流。東京アートを下すなど大健闘。最終戦次第でJTTLファイナル4も見えたが、硬さが見えてリコーに敗れた。


協和発酵キリンは一矢報いるも・・・

シチズンが接戦をものにして3位に

住友金属物流が東京アートを下す金星


女子:日本生命が4期ぶりの優勝

日本生命が王座奪還

 女子は前期優勝の日立化成、王座奪回を目指す日本生命、福原愛がゴールド選手として参加したサンリツなど、上位チームの混戦が予想された。しかし、3期続けて苦汁をなめた日本生命が序盤から独走状態となり、最後まで一気に駆け抜けた。
 日本生命はホームマッチでサンリツを3−1で下して勢いに乗ると、第3戦からまったく隙を見せずに相手チームを圧倒。最優秀殊勲選手賞に選ばれた李佳がエース対決でことごとく勝利を収め、藤井・若宮のダブルスが全勝するなど好調を維持。最終戦で日立化成を完封するなど、わずか1失点という圧巻の内容で、見事に4期ぶりに王座を奪い返した。


李佳が持ち前の攻撃力を発揮

キャプテン藤井は単複に活躍


 2位はサンリツ。前期は5位と低迷したが、福原愛の参戦でオーダーに厚みが出て一気に2位に大躍進した。
 3位はアスモ。最終戦でサンリツに競り勝って3位に食い込んだが、JTTLファイナル4の出場には届かず。
 4位は日立化成。サンリツとアスモに2−3で競り負けた試合が響いて、2期連続優勝を逃した。


サンリツは愛ちゃんが加わって2位に躍進

アスモ、3位に入るもファイナル4逃す

日立化成は4位に陥落


JTTLファイナル4 出場チームが決定

 日本リーグ前後期のプレーオフとして平成19年度より新設され、年間総合優勝チームを決めるJTTLファイナル4。
 今年で4回目を迎える今大会では、前後期の総合順位の上位4チームが出場し、各競技にひとつしか与えられない内閣総理大臣杯を争う。期間は12月11〜12日、浦安市運動公園総合体育館(千葉)で開催される。

 男子の1位は前後期連続優勝の東京アート。2位は前・後期2位の協和発酵キリン、3位シチズン、4位明治大学となった。

 女子は、1位は後期優勝の日本生命、2位は前期優勝の日立化成、3位は前期5位後期2位のサンリツとなった。4位には総合勝敗でアスモをわずかに上回った中国電力が出場権を獲得した。



今大会の模様は・・・ 〜卓球レポート1月号に掲載〜

 今大会の記録とJTTLファイナル4の大会要項などは、日本卓球リーグ実業団連盟のホームページに掲載されています。
 日本卓球リーグ実業団連盟 公式HP:http://www.jttl.gr.jp

 なお、今大会の模様は 1月号(12/20発売予定)に掲載予定。
 現地取材班:兼吉秀洋(卓球レポート編集部)