大会報道

第42回全国中学校大会 〜青森山田中学校が7連覇・四天王寺羽曳丘中が8連覇〜

2011.08.21

<その他の国内大会>

 8月17〜20日、和歌山・和歌山ビッグホエールで第42回全国中学校大会が行われた。男子は青森山田中学校が7連覇を果たし、女子は四天王寺羽曳丘中が8連覇を達成した。

【男子団体】


青森山田中学校が7連覇

 男子団体優勝の青森山田中学校は7連覇を達成した。今大会は3年生の坪井、吉村を軸に2年生の三部、及川、ダブルスに一ノ瀬・高橋という隙のない布陣で臨んだ。板垣監督はその中で「今年のチームはみな力をつけました。ただ、東北中学の団体戦では1ゲームも落とさなかったし、今年は中学選抜もなかったので、他校がどれだけ向かってくるのかというのを経験したことのないチームです。全国優勝というのはそんなに甘くないので、1回苦しい試合を経験することが全国優勝のための条件だと最初から思っていました」と語るように、接戦となった準々決勝の愛工大附属中戦で勝利を収めたのが最大の勝因と言えるだろう。


愛工大附属中戦で逆転勝ちを収めた要のダブルス一ノ瀬(左)・高橋

前半で活躍した主将の坪井

後半のオーダーで採用された及川

 2位は明豊中。主将の高橋を筆頭に運動量の多いプレーで、決勝トーナメント2回戦で強豪の野田学園中を破る快挙。準決勝でも熱戦の末に松徳学院中を破り決勝に進出した。
 3位には中間東中と松徳学院中。中間東中はエースの田添を軸に準々決勝で尾久八幡中と公立校対決を制しベスト4入り。松徳学院中は初の全国優勝を目指したが準決勝で惜しくも明豊中に敗れベスト4に終わった。


男子団体2位の明豊中

男子団体3位の中間東中

男子団体3位の松徳学院中

【女子団体】


四天王寺羽曳丘中が8連覇

 女子団体優勝の四天王寺羽曳丘中は、エース前田を中心に大会8連覇を達成した。決勝は一昨年も決勝の舞台で戦った青森山田中。村田コーチが語るように王者四天王寺にとっては想像以上に苦しい戦いになった。前田とダブルスで2点を挙げ、2対1とリードしたところで、三條が安藤にゲームオールジュースの接戦を落とし勝負はラストに。ラストは阿部が瀬山に0−2と後がないところから、フォアハンド攻撃で勝負をかけて大逆転勝利。連覇を8にのばし王座を守った。


前田はエース対決で森を下した

ラストは阿部が逆転で優勝を決めた

 2位は青森山田中。決勝では四天王寺羽曳丘中をあと1歩のところまで追い詰めたが、わずかに及ばず。悔しい準優勝となった。
 3位には明徳義塾中と就実中が入った。明徳義塾中はエースの椛澤を軸に伊奈中、鯖江中央中を破りベスト4入り。就実中は5年連続のベスト4。来年こそはベスト4の壁を越えたい。


女子団体2位の青森山田中

女子団体3位の明徳義塾中

女子団体3位の就実中

【男子シングルス】


坪井が男子シングルスを制し初V

 優勝した坪井(青森山田中)は、軽快なフットワークに本人もミスがなかったと語る得意のフォアハンドドライブで、準決勝、決勝と練習では負け越していたという吉村、三部を相手に強い気持ちで向かって行き、同士打ち制して初優勝を遂げた。
 2位には同じく青森山田中の三部(青森山田中)が入った。準決勝では松下(愛工大附属中)のパワープレーに両ハンドドライブで応戦し、見事に勝ちきった。
 3位は松下と吉村(青森山田中)。松下の威力のあるペン裏面の連続攻撃でベスト4入り。吉村はセンスあふれるプレーを見せたが、ミスも目立ち決勝進出はならなかった。


男子シングルス優勝の坪井

男子シングルス2位の三部

男子シングルス3位の松下

男子シングルス3位の吉村

【女子シングルス】


2年生の平真由香が初優勝

 女子初の3連覇がかかる前田(四天王寺羽曳丘中)に注目が集まった今大会、初優勝を果たしたのは昨年ベスト8の平(本庄東中)となった。前田は優勝への重圧からか、芝田(千城台南中)のチャレンジングなプレーに圧倒され、準々決勝で敗退。
 平は準決勝で芝田を破ると、決勝では徳永(四天王寺羽曳丘中)を相手にストレートで快勝。「去年は何でも打ってミスしてしまったので、今年は粘り強くいこうと意識した」と語るように正確なミスの少ないプレーで初優勝を決めた。2位の徳永は前田、阿部をはじめとする四天王寺勢が次々と敗れていく中、昨年2位の森薗を破る金星を挙げ、最後の全中で意地を見せた
 3位は芝田と粟屋(就実中)。関東チャンピオンの芝田は思い切りのよいフォアハンドドライブで前田を破りベスト4入り。粟屋は準決勝で徳永とのゲームオールの熱戦に敗れ惜しくも決勝進出を逃した。


女子シングルス優勝の平

女子シングルス2位の徳永

女子シングルス3位の粟屋

女子シングルス3位の芝田


今大会の模様は・・・ 〜卓球レポート10月号に掲載〜

 なお、今大会の模様は 10月号(9/20発売予定)に掲載予定。
 現地取材班:佐藤孝弘(卓球レポート編集部)