大会報道

おいでませ!山口国体、萩と柳井で開催 〜成年は山口県と茨城県、少年は青森県と大阪府が優勝〜

2011.10.11

<その他の国内大会>

 平成23年10月7〜10日 おいでませ!山口国体が萩市民体育館(成年の部)、バタフライアリーナ(少年の部)で開催された。
 成年は男子は山口県、女子は茨城県が優勝。少年は男子は青森県、女子は大阪府が優勝。


成年男子:山口県が初優勝

成年男子は開催地の山口県が初優勝

 成年男子は地元開催の山口県がうれしい初優勝を決めた。昨年の準優勝メンバー、吉田、岸川に少年の部で優勝した平野を加えた強力なチームで決勝まで勝ち上がった。 ?決勝の相手は昨年の決勝で山口県を破り、3連覇中の青森県。大矢、松平、上田と昨年の優勝メンバーで4連覇を目指した。
 トップで吉田が大矢をストレートで下すと、2番ではお互いに高い集中力で臨んだ松平が岸川とのゲームオールの大接戦を制し1−1に。3番ダブルスも接戦となったが、最後まで攻めの姿勢を崩さなかった岸川・平野ペアが松平・上田ペアを破り王手。4番では上田が巧みなコース取りで吉田のフットワークとフォアハンドドライブを封じ一蹴。勝負はラストの平野対大矢に。立ち上がりで爆発的な当たりを見せた平野が第1、第2ゲームを先制。第3ゲームは大矢が緩急をつけたプレーで平野の勢いを止めたが、第4ゲームは満場の応援を受けた平野が息を吹き返し、見事開催地山口に初優勝をもたらした。


岸川がダブルス巧者ぶりを発揮して接戦を制した

平野は前陣ラリーで大矢に打ち勝ちラストを飾った

青森はダブルスの敗戦が響いて優勝に届かず


 3位には埼玉県と愛媛県が入った。埼玉は準決勝で塩野が吉田を破る金星を挙げたが、チーム力ではわずかに山口に及ばず2年連続の3位。愛媛は若いチームで混戦を勝ち抜き11年ぶりのベスト4入りを果たした。


埼玉は決勝進出に1歩及ばず

愛媛がベスト4入りの快挙


成年女子:茨城県が優勝

成年女子は茨城県が2年ぶり3度目の優勝

 成年女子の決勝は昨年優勝の広島県と一昨年優勝の茨城県の対戦となった。トップでは、山口戦で石川を破る金星を挙げた森薗が、福岡の巧みなサービスと変化攻撃をパワフルなプレーで攻め切って先制。2番は福平が強烈なフォアハンドスマッシュとバックプッシュで土井のプレーを封じ、ストレートで圧倒。あっという間に王手をかけた。茨城は続くダブルスでも福平・野上ペアが豊富な練習量を思わせる安定したプレーで土井・土田ペアを破り、全試合ストレート勝ちという強さで優勝を決めた。


森薗がトップでチームを勢いづけた

無敗のダブルスで優勝を決めた

広島は連覇ならず


 3位には、来年の開催地となる岐阜県と10年ぶりのベスト4入りとなる東京都が入賞した。また、地元の期待を一心に背負った山口県は3回戦で茨城県に敗れ姿を消した。


来年度開催地の岐阜県が3位

東京都は10年ぶりのベスト4




少年男子:青森県が王座返り咲き 〜決勝で愛知県にリベンジ〜

青森県が2年振り15度目の栄冠

 少年男子は青森県が王座に返り咲いた。インターハイと全日本ジュニア王者の丹羽孝希、インターハイ2位の町飛鳥、全日本ジュニア2位の吉田雅己という強力2年生トリオをそろえ、どこからでも得点できる強さを見せた。
 準決勝で昨年優勝した地元・山口県を3対1で押し切ると、決勝では前回敗れた愛知県と対戦した。トップで町が足を使ってフォアハンドドライブで藤村を圧倒。続く2番は丹羽が愛知県のエース加藤に強烈なフォアハンドドライブを浴びて逆転負けしたが、3番で町・吉田の新コンビが流れを食い止めた。最後は吉田が藤村をラリーで上回って、3対1で愛知県にリベンジを果たした。


町が決勝で先取点

丹羽はまさかの失点・・・

愛知県・加藤が猛攻で一矢

吉田がインターハイに続いて締めくくった

 2位の愛知県は2年連続で決勝に進出する健闘を見せた。加藤、共田、藤村の各選手とも、フットワークを使って動き回った。
 3位は山口県と石川県。山口県は地元で連覇を目指したが、吉村が故障で力を発揮できなかったのが悔やまれる。石川県は3年連続で準決勝進出を果たした。


山口県は地元で3位入賞

石川県は3年連続ベスト4


少年女子:大阪府が2年振りのV 〜高知県の連覇を阻止〜

大阪府が2年振り13度目の優勝

 少年女子は大阪府が大接戦を制して2年振りの優勝を手にした。インターハイを制した四天王寺高の高橋、松本、松平というメンバーで隙のない布陣を敷いた。
   決勝はトップで松本が土田に両ハンド速攻を決められて先制されると、2番の高橋も谷岡のカットに苦しんで0対2とリードされた。ここで開き直った高橋がビシバシとスマッシュを打ち込んで大逆転。これで流れを掴んだ大阪府はインターハイダブルス王者の松本・松平が快勝して流れを引き戻した。勝負はラストまでもつれたが、最後は高橋が高知県の留学生・楊テイを巧みな両ハンド強打で押し切った。


大阪府の高橋が決勝で2点取り

高知県は2連覇ならず・・・

インターハイダブルス王者の松本・松平が流れを決めた

 2位の高知県は惜しくも2連覇を逃した。決勝はいい流れで入ったが、谷岡のまさかの逆転負けが響いた。
 3位は岡山県と山口県。岡山県は全日本ジュニア女王の三宅を擁し、6年振りの準決勝進出。山口県は地元の大声援を受けて大阪府を2対1と追い詰めた。惜しくも逆転されたが、健闘が光った。


岡山県が6年ぶりの4強入り

山口県は大阪府に惜敗も大健闘した


今大会の模様は・・・ 〜卓球レポート12月号に掲載〜

 本大会の記録は、日本卓球協会のホームページに掲載されています。
 日本卓球協会 公式HP:http://www.jtta.or.jp

 なお、本大会の模様は 12月号(11/20発売予定)に掲載予定。
 現地取材班:佐藤孝弘、兼吉秀洋(卓球レポート編集部)