大会報道

2011世界ジュニアバーレーン初日:11月13日

2011.11.13

<世界ジュニア選手権大会>

世界ジュニア バーレーン・マナーマで開催 〜ペルシャ湾に浮かぶ島国でジュニアが世界の頂点を争う〜

会場のイサ・スポーツ・シティ

 今年で9回目を迎えた世界ジュニア選手権大会がバーレーンの首都マナーマで開幕した。
 バーレーンはペルシア湾のサウジアラビア沖25kmのところに浮かぶバーレーン島を主島とした33の島からなる君主制国家。首都のマナーマは人口15万人を抱える中東有数の国際都市として今も発展を続けている。11月の平均気温は25度を上回り、日中は汗ばむほどの陽気だ。

 大会初日は、男女とも団体の1〜2回戦と開会式が行われた。開会式では鼓笛隊による音楽が選手団に披露された。


鼓笛隊がバーレーンの伝統音楽を披露

■男子団体、日本が打倒中国に向けて快調な滑り出し 〜アジアジュニア王者吉村がトップで勝利〜

トップバッターの吉村が切れのあるバックハンドを披露

 男子チームは昨年とはメンバーを大きく変えて今大会に臨む。1人昨年も出場した丹羽に加え、今年のアジアジュニア選手権大会男子シングルスで優勝を飾った吉村、次代のジュニアを背負う酒井・村松というバラエティーに富んだ布陣だ。
 日本男子は2回戦からの出場。対戦相手は昨年ベスト4のドイツだが戦力ダウンの感は否めない。日本は吉村がトップで登場。切れのある両ハンド攻撃でドイツのヨストを圧倒。世界ジュニアデビュー戦を初勝利で飾った。


丹羽は速攻で試合を制した

村松はカットと攻撃でドイツを圧倒

 2番にはエースの丹羽が登場、ヴァグナーが反応できない場面もしばしば見られるほど打球点の速い両ハンドで終始試合をリードし、危なげなく勝利。
 3番は初登場の村松が、ブツ切りのカットと回転量の多いフォアハンドのドライブ攻撃でドイツの3番手オルトを圧倒し、3回戦進出を決めた。
 3回戦の相手はスウェーデンを3−2で下したロシアとなった。


中国も隙を見せず

スウェーデンは惜しくもロシアに敗れる

■河野監督インタビュー
 「アジアジュニア選手権大会で丹羽君がいなくても韓国を倒して決勝まで行くことができました。仲も良いし年齢もばらばらでおもしろいチームだと思います。中国にチャレンジして、何とかひとつでも勝つことができればと思っていますが、吉村君はアジアジュニア選手権大会で3人の中国人を倒して優勝したので、今回も丹羽と吉村に中国選手をどんどん倒していってもらいたいですね。倉嶋コーチと田中トレーナーもいるので心強いです」



■女子団体、2連覇を目指し3回戦へ 〜谷岡がトップバッターで登場〜

谷岡はカットも攻撃も快調

 昨年、中国を破って見事初優勝を遂げた日本女子。その優勝チームから、石川、谷岡、前田、そして森薗に替えて、選考会で優勝した丹羽を加えたチームで連覇に臨む。
 初戦となった2回戦のインド戦。トップは団体戦で心強い活躍を見せるカット主戦型の谷岡が登場。ブツ切りのカットにときおり見せる攻撃も決まり、インドのバトラを寄せ付けずに圧勝。


石川は初戦から試合巧者ぶりを発揮

初出場の丹羽が決勝点を挙げる

 2番でで登場した石川は、不安のない内容でダスを圧倒して、初戦としては嫌な相手となったインドを2−0と引き離し、力の差を見せつけた。
 3番は初出場の丹羽美里。パワフルな両ハンドを武器に、癖のあるバックハンドを打つバンダルカルにストレートで勝利し、3回戦進出を決めた。3回戦の相手はエースにゾルヤを抱えるドイツ。


王座奪還に向けて走り出した中国

クロアチアに競り勝ったドイツ

■岸監督インタビュー
 「丹羽は選考会で優勝した日本では珍しい強打者で両ハンドで威力のあるボールが打てるので去年のチームにも遜色はないと思います。事前合宿から谷岡と前田もよくなってきました。石川はスケジュール的に厳しいところがありましたが、優勝に賭ける自信も意気込みもあるので私も安心しました。昨年優勝はしていますが、我々はチャレンジャーであり続けないといけないという気持ちで取り組んでいます。もう一回優勝して日本の強さを証明しようという気持ちで向かっていきたいと思っています」



今大会の模様は、卓球レポート1月号に掲載

開会式で紹介を受けた日本選手団

 今大会の記録は、国際卓球連盟、日本卓球協会のホームページに掲載されています。
 国際卓球連盟 公式HP:http://www.ittf.com  日本卓球協会 公式HP:http://www.jtta.or.jp
今大会の模様は 1月号(12/20発売予定)に掲載予定。

現地取材班:佐藤孝弘(卓球レポート編集部)