大会報道

2011世界ジュニアバーレーン2日目:11月14日

2011.11.14

<世界ジュニア選手権大会>

■日本男子、フランスを破り決勝進出 〜中国はインドを制し6連覇を目指す〜

苦しみながらも2点を挙げた丹羽

 大会2日目は、男女とも団体準々決勝と準決勝が行われた。男子準決勝は日本対フランス、中国対インドの組み合わせとなった。
 準決勝にも吉村、丹羽、村松の3人で臨んだ日本だが、トップで吉村がフランスのエース、ゴズィーに苦戦。吉村は得意のサービスからの展開で得点できずに、予期せぬストレート負け。
 2番で丹羽がフロールを3−0と一蹴し、嫌な流れを断ち切ると、今度は3番村松が前回の試合では負けているQ.ロビノを落ち着いた守備で退け、2−1と逆転。
 4番の丹羽対ゴズィーは、丹羽が2−0とリードしたところから思い切りのよいバックハンドを振るゴズィーに追いつかれる苦しい展開となったが、最後は強いメンタルで前陣を死守した丹羽がジュースを制し、決勝進出を決めた。

■河野監督のコメント
 「前回ロビノに負けていた村松君がよく頑張ってくれました。シュラガーアカデミーで1カ月過ごして、そこですごい成長してくれたので、その成果が出て良かったです。
 丹羽君はまだまだ余力があると思いますけど、大人相手にのびのびと戦うのとこういう場所でエースとして戦うのは違うと思います。でもこういう場面が彼にとって成長の場所になるんじゃないでしょうか。
 これで中国に挑戦権を得ました。去年は簡単にやられているので、今年は苦しめたいですね」


村松は好試合で決勝へ弾みをつけた

日本を苦しめたフランスのエース、ゴズィー

 また、中国対インドは中国が3−0で勝利を収めたものの、3試合すべてがゲームオールという中国にとっては苦しい内容で不安を抱えながらの決勝進出となった。


苦しい内容で決勝進出となった中国

 準々決勝で日本はロシアと対戦。昨日と同様、丹羽、吉村、村松が危なげなく勝利を収め、準決勝に駒を進めた。
 また、準々決勝では韓国がインドに敗れる波乱が起きた。インドはデサイ、ゴーシュが先行し2−0とリード。そこから2−2に追いつかれるが、最後はゴーシュが朴燦赫を接戦の末に破り、インド男子初のベスト4入りを決めた。


インドが韓国を破り団体初の4強入り

■日本女子、台湾を撃破し決勝へ 〜中国は香港を破り決勝へ〜

エースの働きを見せた石川

 日本女子は準決勝で強敵台湾との顔合わせ。トップで石川と陳思羽のエース対決。ブロックの固い陳思羽に苦しむ場面も見られたが、きっちりと勝ちきる貫録の試合運びでエースの働きを見せた。
 2番は谷岡が思い切りのよいフォアハンドを振る鄭先知に対して、粘りのプレーで2つのジュースを含むストレート勝ち。勝負強さを見せた。
 3番は準々決勝でも好試合を見せた前田がバック面ツブ高の陳虹ティンを落ち着いて攻略し、決勝進出を決めた。

■岸監督のコメント
 「3−0では勝ちましたが、ひとつひとつは課題の残る内容になりました。本人たちも納得行っていないようなので、この後修正をして決勝に臨みたいと思っています。
 中国の変化というか、日本の試合を全員でまとまって見るなどチームとしても締めてきているという印象を受けているので、去年のような結果を残したいという気持ちでいますが、かなりハードな試合になるんじゃないかと思っています。何で勝負するかというと、攻撃の比率を6対4、7対3で攻めていかないと勝てないということと、相手の1本目の攻撃に対する対処がポイントになると思っているので、その辺を確認しながら臨みたいです。超攻撃卓球で攻め勝つんだという気持ちでやりたいと思っています」


カット主戦型らしい粘りのプレーを見せた谷岡

前田は落ち着いて陳虹ティンを攻略

台湾は日本に敗れるも4強入り

 準決勝、もう一方の中国対香港は中国が1ゲームも落とさずに3−0で圧倒。王座奪還に向けて強い気持ちを感じさせた。


中国が決勝進出。2年ぶりの出場となる陳夢

 日本女子は準々決勝でドイツと対戦。トップは石川がドイツはエースのゾルヤと対戦。0−1、1−2と1ゲーム先行される流れで苦戦を強いられた石川だが、最後はマッチポイントを握られながらもきっちりと逆転勝ちを収め、エースの役割を果たした。続く谷岡はシュ―をストレートで下し、日本は王手。
 3番は初登場の前田。前田はアグレッシブな前陣両ハンド攻撃でイマムラを圧倒し、準決勝進出を決めた。



今大会の模様は、卓球レポート1月号に掲載

DJのクールなパフォーマンスで入場

 今大会の記録は、国際卓球連盟、日本卓球協会のホームページに掲載されています。
 国際卓球連盟 公式HP:http://www.ittf.com  日本卓球協会 公式HP:http://www.jtta.or.jp
今大会の模様は 1月号(12/20発売予定)に掲載予定。

現地取材班:佐藤孝弘(卓球レポート編集部)