大会報道

2011世界ジュニアバーレーン5日目:11月17日

2011.11.17

<世界ジュニア選手権大会>

■男子シングルス1回戦、3人の日本選手が突破 〜酒井はデサイに悔しい逆転負け〜

丹羽は第1シードの貫録を見せた

 大会5日目は男女シングルスの予選リーグ〜決勝トーナメント1回戦、男女ダブルスの予選トーナメント〜1回戦が行われた。
 日本からは男子ダブルスに丹羽・吉村、村松・酒井、女子ダブルスに前田・谷岡がエントリー。いずれも決勝トーナメントからの出場となった。

 男子シングルスの1回戦、日本男子は丹羽、吉村、村松、酒井の4人が出場。
 第1シードの丹羽はチュニジアのルンブロソと対戦。丹羽は打球点の速い前陣プレーで相手を圧倒。第1シードらしい貫録の卓球を見せた。2回戦の相手はマク・キンホ(香港)。
 アジアジュニアチャンピオンの吉村はハンガリーのドゥと対戦。台上で先手を取った吉村が終始リードの展開でストレート勝ち。2回戦の相手はイタリアのムッティ。
 団体戦で無敗と好調の村松は香港のハン・チュンヒンに第1ゲームを先行されるも、カットとフォアハンドドライブで得点を重ね、安定感のあるプレーで4−1とし、2回戦に駒を進めた。次の対戦相手はシャミン(ロシア)。
 予選リーグを2位で通過した酒井は団体戦で好調のデサイ(インド)と対戦。酒井は2ゲームを先行される厳しい展開から得意のしゃがみこみサービスを生かし3−2と逆転。しかし、3−3と追いつかれると、最終ゲーム9−6リードからミスを重ね、悔しい逆転負けを喫した。


吉村はサービス・レシーブで先手

村松は初出場ながら安定感のあるプレー

デサイはミスの少ないプレー

酒井は惜しくも逆転負け


■女子シングルス、3選手が2回戦進出 〜丹羽は鄭先知に惜敗〜

エースの石川は2回戦で陳夢と対戦

 アメリカのファンと対戦した第1シードの石川はまったく相手を寄せ付けずにストレート勝ち。2回戦の相手はジュニアランキングがないため予選リーグから出場した中国の陳夢。実質上の決勝戦と言っても過言ではないシングルス前半の山場となる。
 前田はインドのバック面ツブ高攻守が他のバトラと対戦。ツブ高のブロックからチャンスをつくるバトラに苦戦を強いられた前田は一進一退の攻防で最終ゲームへ。声を出してプレーする前田が最後まで攻めきって競り合いをものにした。2回戦の対戦相手はヌグ・カイー(香港)。
 前回の世界ジュニアでベスト8の谷岡はフランス領ポリネシアのムルと対戦。カット打ちのできないムルを退け2回戦進出。対戦相手はクロアチアのツビカネック。
 予選リーグを1位通過した丹羽は鄭先知(台湾)と対戦。3−1リードから追いつかれた丹羽は前陣でのラリーで押し込まれる不利な展開に。最終ゲームは序盤でリードを許すと流れを変えられないまま、悔しい逆転負けを喫した。


前田、競り合いを制して勝利のガッツポーズ

谷岡は余力を残しての1回戦突破

鄭先知はバックハンドで丹羽のボールを押し込んだ

丹羽、後半守りに入ったのが敗因か


■男子ダブルス、日本の2ペアがベスト16入り 〜メダル獲得に向けて好発進〜

 男子ダブルスはエントリーした2ペアがともに2回戦に駒を進めた。
 第1シードの丹羽・吉村はアファナドル・ピエトリ(プエルトリコ)と対戦。台上プレーで先手を取った日本ペアがプエルトリコペアを終始圧倒。力の差を見せつけた。前回の世界ジュニアで金メダルの丹羽は2連覇を狙う。次の2回戦では徐嘉良・李俊霖(台湾)と対戦。
 もうひとつの日本ペア、村松・酒井はドイツのオルト・チウと対戦。村松のカットを相手がつないだボールを酒井が決める戦術で得点を重ね、3−1で初戦を突破。2回戦でインデルベルク・バンロッソム(ベルギー)と対戦。


丹羽・吉村は技ありの台上プレーで圧倒

松村・酒井の変則ペアは息のあったコンビネーション


■女子ダブルス、前田・谷岡ペアが2回戦へ 〜1回戦で韓国ペアを撃破〜

 ブラチスラバ大会銅メダルのペアが順当に1回戦を突破。2−0で迎えた第3ゲームで谷岡のカットにペン表の姜ハヌルのスマッシュが決まり1ゲームを返されたが、左シェークの李スルが谷岡のブツ切りカットに対応できず、11-6で第4ゲームを取り、2回戦進出を決めた。次の対戦相手はブラスコ・グセワのロシアペア。


銅メダルペアの前田・谷岡が再びメダル獲得へ


今大会の模様は、卓球レポート1月号に掲載

来年の世界ジュニア開催地の南アフリカからの出場選手

 今大会の記録は、国際卓球連盟、日本卓球協会のホームページに掲載されています。
 国際卓球連盟 公式HP:http://www.ittf.com  日本卓球協会 公式HP:http://www.jtta.or.jp
今大会の模様は 1月号(12/20発売予定)に掲載予定。

現地取材班:佐藤孝弘(卓球レポート編集部)