大会報道

後期日本リーグ 広島で開催 〜男子は東京アート、女子は日本生命が優勝〜

2011.11.21

<その他の国内大会>

 平成23年11月16〜20日、広島市東区スポーツセンターで平成23年度後期日本卓球リーグ広島大会が開催された。
 記念すべき通算70回目の日本リーグは、東京アートと日本生命が栄冠を手にした。


男子:東京アートが6期連続優勝

東京アートがV17

 後期大会は1部と2部でリーグ戦が行われ、1部は8チームがしのぎを削った。
 1部は前期リーグ1位の東京アートと2位の明治大学が最終戦で全勝対決。ここまでの戦い振りは、東京アートはシチズン戦で張と高木和の2枚看板が敗れてラストまで持ち込まれたが、塩野が並木に大逆転勝ちして全勝をキープ。一方の明治大学は、全日本チャンピオン・水谷らの活躍で実業団チームを圧倒して勝ち進んできた。
 試合はトップで水谷が塩野の粘りに手を焼いて1ゲームを奪われたが、しっかり打ち切って3対1で明治大学が先取点。続く2番は全日本社会人王者の張に学生チャンピオンの神が挑戦。試合は神が持ち味の連続ドライブで2対1と張を追い込んだ。しかし、ここから張が神がかり的なブロックを連発。神のドライブを見切って逆転し、東京アートが辛くも追い付いた。
 勝負のカギを握るダブルス。東京アートは今大会から張・高木和の新コンビ。明治大学は水谷・平野で挑んだ。ともにここまで全勝同士のペアの対戦は激しい打ち合いとなるが、第1ゲームを競り勝った張・高木和が水谷・平野3対0で押し切って、東京アートが王手をかけた。
 ここで東京アートは大ベテランの韓を投入。一方の明治大学は平野で起死回生を狙う。試合は韓が平野の活きの良い連打を的確にブロックして2対0と引き離した。しかし、このまま負けられない平野は懸命の粘りで韓の揺さぶりに食らいつき、ゲームオールに追いすがる。最終ゲームは終盤までもつれたが、最後は韓が経験の差で振り切って勝利を収めた。これで東京アートが6期連続17回目の優勝を手にした。


張一博が今期も最高殊勲選手賞

張・高木和の新コンビが動きの良さで全勝

塩野がシチズン戦で窮地を救った


 2位の明治大学は惜しくも優勝を逃したが、大エースの水谷に1年生の神、平野、岡田が引っ張られて急成長し、東京アートを脅かした。
 3位は1部に返り咲いたリコーが大躍進。ラストに控えた石崎が3試合で勝ち星を挙げるなど、全員プレーで初のトップ3に入った。
 4位はシチズン。3勝4敗と苦しい展開ながら、最終戦で協和発酵キリンに競り勝ってなんとか4位を確保した。


明治大学はあと一歩及ばず2位に

リコーは石崎がラストで3勝

シチズンは最終戦で田中が先取点


女子:日本生命が3連覇

日本生命が圧勝で前後期連覇

 女子は前期優勝の日本生命が圧倒的な強さで全勝優勝を飾った。
 最大の山場は第5戦の日本生命vsサンリツ。日本生命は福原に強い若宮とエース李佳を投入。一方のサンリツは新加入の助っ人・彭雪がトップで福原は2番のオーダー。
 試合は彭雪が巧みなバックハンドの揺さぶりで若宮の速攻をかわして先制。続く2番は李佳が力強い両ハンドドライブで福原の両サイドをしっかり攻めて競り勝った。
 ダブルスは新旧社会人王者の対決となったが、日本生命の藤井・若宮がサンリツの阿部・小野を見事なコンビネーションで打ち崩して快勝し、王手をかけた。
 すると4番で成長著しい田代が見事な両ハンド攻守で阿部を圧倒し、日本生命が3期連続25回目の優勝を決めた。
 日本生命は、10月の全日本選手権大会(団体の部)で、四天王寺高校に敗れてまさかの予選落ちという屈辱を味わった。そこから気持ちを入れ直して臨んだ今大会は、中国選手に許した2失点のみという圧倒的な強さでぶっちぎった。


李佳が福原を下す活躍

急成長の田代が決勝点

藤井・若宮は力強さが増した


 2位はサンリツ。ゴールド選手の福原、2005年世界ジュニア2位の彭雪が加わって一気に戦力がアップした。日本生命にも互角かと思われたが、福原が敗れたのが痛かった。
 3位は前期2位の日立化成。ラスト勝負となったアスモ、中国電力との試合を競り勝って、何とか3位に踏みとどまった。
 4位は十六銀行。前半は1勝3敗と苦しんだが、後半に粘って3連勝を挙げた。


サンリツは4期ぶりのVならず

日立化成・市川が中国電力戦で勝利

十六銀行はルーキー高瑜瑶が活躍


JTTLファイナル4 出場チームが決定

 日本リーグ前後期のプレーオフとして平成19年度より新設され、年間総合優勝チームを決めるJTTLファイナル4。
 今年で5回目を迎える今大会では、前後期の総合順位の上位4チームが出場し、各競技にひとつしか与えられない内閣総理大臣杯を争う。期間は12月10〜11日、越谷市立総合体育館(埼玉)で開催される。

 男子の1位は前後期連続優勝の東京アート。2位は前・後期ともに2位の明治大学。3位は前期3位、後期5位の協和発酵キリン。4位はシチズンとなった。

 女子はの1位は前後期優勝の日本生命。2位は前期2位、後期3位の日立化成。3位は前期4位で後期2位のサンリツとなった。熾烈な4位争いは、前期3位、後期5位の中国電力が5年連続で出場権を獲得した。



今大会の模様は・・・ 〜卓球レポート1月号に掲載〜

 今大会の記録とJTTLファイナル4の大会要項などは、日本卓球リーグ実業団連盟のホームページに掲載されています。
 日本卓球リーグ実業団連盟 公式HP:http://www.jttl.gr.jp

 なお、今大会の模様は 1月号(12/20発売予定)に掲載予定。
 現地取材班:兼吉秀洋(卓球レポート編集部)