大会報道

第81回インターハイ長野大会最終目:8月5日(1)

2012.08.05

<インターハイ>

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 女子シングルスの決勝は前田と徳永という希望が丘1年生の同士打ち対決となった。中学校までは四天王寺羽曳丘中で切磋琢磨したチームメイトが高校でもよきライバルとして刺激しあっているようだ。昨年は全中ベスト8に終わった前田だが、中学校1年生、2年生と全中を制していただけに1年生ながらインターハイでも活躍が期待される存在だ。徳永も昨年全中2位と安定した実力をキープしている。
 第1ゲームは、サウスポーの2人のバック対バックのラリーで、速いピッチのラリーが得意な前田に対して、徳永が緩急をつけてリズムを崩し7-3と大きくリード。前田は8-9と1点差にまで迫るが、徳永が11-8と逃げきり先行。
 第2ゲームは前田がフォアハンド強打を多用して徳永を崩しにかかる。前田のフォアクロスのスマッシュにもよく反応するが、攻めの手を休めない前田がスマッシュで押し切って11-9。
 第3ゲーム、バック対バックのラリーではコース取りの正確さや回転量や緩急に差をつける技術を持つ徳永に分があるが、フォアハンドで攻める意識の高い前田がリードを保つ展開。7-3と前田がリードしたところから、徳永が高いブロック力と多彩な攻めで9-10と逆転するが、ブロックに連続ミスが出て前田が13-11とジュースを制する。
 第4ゲーム、両者の拮抗は続くが、終盤、攻める前田にミスが出て徳永が9-7とリード。バック対バックのラリーから先に相手のフォア側を攻めた前田が先手を取り、徳永は10-8とゲームポイントを生かせずに、このゲームも12-14とジュースで逆転負け。
 このまま一気に押し切りたい前田と、なんとか踏ん張りたい徳永の対決は、第5ゲームへ。序盤フォアハンドに少し下がり気味の前田にミスが出て徳永が8-3と大きくリード、このゲームは徳永が11-5と逃げ切り持ちこたえる。
 第6ゲーム、ワイドに攻める徳永が5-0と大きく離すが、前田が回転量の多いボールで徳永のミスを誘い3-5と迫ると、このゲームを落とせない徳永がタイムアウト。前田が攻めの両ハンドで徳永は防戦に。前田が8-7と逆転したところで、徳永のネットボールをツッツいたボールがエッジインし9-7に。ここで徳永が痛恨のチャンスボールをスマッシュミスし、前田がチャンピオンシップポイント。バックドライブでオーバーミスを誘い1本はしのぐが、最後は徳永のバックハンドが大きくミス。前田は大きく跳びはねて優勝の喜びを全身で表現した。
 今年の女子シングルスは多くのシード選手が中盤で姿を消し混戦となった。昨年決勝を争った鈴木(青森山田)と温馨(希望が丘)がそれぞれ3回戦で池上(正智深谷)が、4回戦で佐藤(就実)が破り、優勝候補が早々に敗退した。混戦を制した2人には他の選手にない粘り強さがあった。

■前田美優インタビュー
「今回は学校を移って、1番頑張らなきゃいけない年だったので、絶対優勝しようと思っていました。調子はよくありませんでしたが、結果は優勝できてよかったです。成本さんとの準々決勝は仲のいい先輩だったので気を緩めないで臨みました。準決勝はカット打ちには自信がありませんでしたが、勝てるかどうかわかりませんでした。
 決勝はすごく緊張してしまって、自分のプレーができていなかったと反省しています。インターハイは、調子が悪い中でも自分を盛り上げて行くことができた大会でした。ミスしたときや点数を取られたときに落ち込んでしまって、崩れることがあったのでそこが課題です。
 これからは希望が丘で出る試合は全部優勝していきたいと思います」

 

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 今大会では、池上(正智深谷)佐藤(就実)のカット主戦型の2人の選手が台風の目となり、優勝候補の選手を破って、ともに準決勝に進出。池上は回転量の多いカットに攻撃力も高く、前回チャンピオンの鈴木にも臆することなく臨み金星を挙げた。

 佐藤は4回戦で温馨のパワフルなフォアハンドドライブをバックカットで止めて、チャンスボールをスマッシュ。カット主戦型らしい落ち着いたプレーぶりで戦い抜き、見事ベスト4入りを果たした。

<写真は上から池上、佐藤>

 

2012北信越かがやき総体 長野県実行委員会
 :http://nagano24soutai.sakura.ne.jp/htdocs/?page_id=98
全国高等学校体育連盟卓球専門部:http://www.koutairen-tt.net/

今大会の模様は卓球レポート10月号(9/20発売)に掲載。