大会報道

ジャパントップ12 〜松平健太と石川佳純が優勝〜

2013.02.25

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 2月24日、代々木第二体育館(東京)で大林カップ第18回ジャパントップ12が開催された。男女それぞれ12名のトップ選手が出場し、優勝賞金100万円をかけて争うこの大会、男子は松平健太が初優勝、女子は石川佳純が2度目の優勝を飾った。

 

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 男子優勝は松平健太(早稲田大)。松平は予選グループの第1試合で岸川(スヴェンソン)に敗れ、第2試合は1ゲームでも落とせば決勝進出の可能性がなくなるというシビアな条件を乗り越えて時吉(TEAM GIFU)にストレート勝ち。決勝トーナメント準決勝では張(東京アート)とのラリー戦を制して決勝に進出した。

 全日本選手権大会で丹羽(青森山田高)とペアを組んだダブルスで2度のタイトルを獲得している松平だが、シニアでのシングルスのタイトルはこれが初めて。優勝後の記者会見では次のように喜びと抱負を語った。 「大学生になって初めてのシニアでのシングルスの優勝だったのでうれしいですが、予選グループで負けているので悔しい気持ちはあります。世界卓球パリ大会では、出場する種目で今まで以上の成績を出したいと思っています。ロッテルダム大会では1回戦で負けて悔しい気持ちがありましたし、前回のドルトムント大会は出られなかったので、その悔しい気持ちをパリ大会にぶつけたいです」


 2位の大矢は準決勝で水谷(beacon.LAB)を破る金星を挙げて決勝に進出。前陣両ハンドカウンターと持ち前のファイティングスピリットで観客を魅了したが、ラリーで粘り強さを見せた松平を打ち抜けず2年連続の2位となった。
 3位の水谷は予選リーグで高木和(東京アート)との大熱戦を制して決勝トーナメントに進出。今年の全日本では準決勝で破っている大矢の猛攻を防ぎきれずにベスト4に終わった。張は予選グループで全日本チャンピオンの丹羽をストレートで破って決勝進出しベスト4入り。昨年度の全日本チャンピオンの吉村(愛知工業大)は予選グループで松平賢二(協和発酵キリン)と大矢に敗れ決勝トーナメント進出はならなかった。


 

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 女子の優勝は石川佳純(全農)。石川は予選グループで田代(日本生命)、山梨(十六銀行)を危なげない内容で下して決勝トーナメントに進出。準決勝では先の全日本選手権大会でも活躍した森(昇陽高)と対戦。慣れていない年下の選手に苦戦しながらも決勝に進んだ。決勝の相手は四天王寺高校の先輩の藤井優子(日本生命)。藤井は予選グループで松澤(淑徳大)、福岡(中国電力)を破って決勝トーナメント進出。決勝は公式戦では負け知らずの石川が終始主導権を握ってストレートで勝利。大会の前日に20歳の誕生日を迎えた石川が、成人して最初の大会を優勝で飾ることとなった。

 優勝後の記者会見では「全日本で負けてしまったので、トップ12で優勝することができて少し自信になりました。(直前に行われていた)クウェートオープンでもいいプレーができたので、そのまま試合に入ることができました。全日本では焦ってしまったプレーが多かったので、1本1本落ち着いてプレーしようというつもりで試合をしました」と好調な様子をうかがわせた。

 3位の森は予選グループで藤井寛子(日本生命)、天野(サンリツ)らの実力者を破って1位通過。パワフルな両ハンドドライブとラリーでの粘り強さを武器に石川からも2対1とリードを奪ったが、石川の緩急をつけたボールにミスを誘われて金星はならなかった。同じく3位の岡本(サンリツ)は予選グループで平野(ミキハウス)に敗れるも小野(日立化成)を下してゲーム率で1位通過。ブロックからのフォアハンドスマッシュで初出場でベスト4入りを果たしたが、藤井の厳しいコース取りと強打に先手を取られてストレートで敗れた。

今大会の模様は卓球レポート4月号(3月20日発売)に掲載

 今大会の記録は、日本卓球協会のホームページに掲載されています。
 日本卓球協会 公式HP:http://www.jtta.or.jp