大会報道

渋谷浩が見たパリ大会<2>混合ダブルス2回戦

2013.05.15

<世界卓球選手権大会>

shibu.jpg混合ダブルス2回戦、岸川・福原の相手は、福原のラバーが異質ということを除けば、まったく同じようなタイプのペアでした。女子の方は福原もステファノバもスマッシュを打ったり速攻を仕掛けたりするタイプで、男子の方は岸川をボボチカも両ハンドで強打したいタイプです。その中で、台上を含めてすべての技術で上回っていました。
日本ペアのプレーは、めりはりが効いていました。台上ストップも効いていましたね。相手の横回転サービスを、薄くとらえてストップレシーブすることで、回転を残して相手コートに返し、それで相手が回転を見極められずに3球目攻撃をミスするシーンがかなりありました。こちらがサービスのときは、ハーフロングサービス(相手コートでの2バウンド目が、台から出るか出ないかの微妙な長さのサービス)をうまく使っていました。

吉村・石川のペアは、ややかみ合っていないように見えました。もう少しコース取りを考える余地があるのではないでしょうか。相手の得意なコースを避ける、あるいは自分が打ちたいコースに打つというよりも、パートナーのバックサイドに返球させるようなコース取りを、もう少し増やしてもよいかもしれません。どこに返ってくればパートナーがやりやすいかということを今以上に考えると、もっとかみ合ってくると思います。
サービス・レシーブに関しては、特に吉村のサービスがすごく効いて、レシーブが短く返ってくることが少なかったので、石川としては3球目を両ハンドで狙い打ちしやすかったのではないでしょうか。それから、相手のサービスのフォルトが多すぎましたね。そのあたりは日本選手はきっちりしていますが、これも重要なポイントです。今後に続く選手たちも、フォルトを取られることがないよう、ルールに則った上でサービスを磨いていくことが重要でしょう。


渋谷浩
平成11年度全日本チャンピオン
1997年世界選手権大会男子ダブルス銅メダリスト



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