大会報道

世界卓球2013パリ大会5日目④ 男子複3回戦、同士打ちは岸川・水谷に軍配

2013.05.17

<世界卓球選手権大会>

男子ダブルスの3回戦では、岸川・水谷と松平健・丹羽が早くも激突。全日本選手権大会では2度松平・丹羽に軍配が上がっているが、この大舞台で岸川・水谷が先輩の意地を見せてゲームオールジュースの接戦を制し、ベスト8入りを決めた。

 

20130517-01.jpg岸川・水谷は後輩相手にも声を出して気合十分のプレー

20130517-01.jpg現役全日本ダブルス王者の意地を見せたかったが

20130517-01.jpg大舞台でのリベンジを果たし再びメダル獲得へ


岸川・水谷 7,-8,-6,8,2,-6,10 松平・丹羽

全日本男子ダブルス王者同士の因縁の対決が早くも3回戦で実現してしまった。2009年の横浜大会銅メダリストの岸川・水谷は全日本選手権大会で2年連続敗れているため、是非とも借りを返したい。松平・丹羽は直近の国際試合で中国に2連勝しており、こちらもメダルが狙えるペアだ。
試合は序盤から岸川・水谷が気迫を前面に押し出したプレーを見せ、台から少し距離を取った先輩ペアが、前陣の後輩ペアを攻める形で先行。後輩ペアが早い打球点で先に攻めれば、先輩ペアは台から引き離されて不利な展開に。岸川・水谷は攻撃一辺倒ではなく、ゆるいボールを混ぜるなどして松平・丹羽のペースを乱す。しかし、実力が伯仲する者同士、勝負は最終ゲームへ。8-3とリードした岸川・水谷がゲームを決めたかに思われたが、ここから松平・丹羽が5点連取。最後までどちらに軍配が挙がるかわからない名勝負は、対策も十分で臨んだ岸川・水谷がジュースを制して終わった。

■岸川聖也・水谷隼インタビュー
「かなり実力があり、勝っていない相手なので不利だと思っていましたが、僕も隼(水谷)も銅メダル以上を目指して強い気持ちでやっているので、その気持ちの差が出たのではないかと思います。(相手は)サービス・レシーブのレベルが高いので、そこが1番難しかったです。もちろんラリーのレベルも高いですが、サービス・レシーブをいかにしのいで大きなラリーにするかということを考えました。最終ゲームに8対3から8対8にされたときは、(余計なことを)考えてもしょうがないので、目の前の1本を取るという気持ちでした。最大の難関を突破したので、このあとは相手がどこでも自信を持ってプレーするだけです。しっかり準備して臨みます」と岸川。
「予想以上に強かったです。どうやって点を取るか、1本1本が苦しかったですが、その中で気持ちを切らさずに自分のプレーをしようと思いました。(勝負のポイントは)1ゲーム目が大事で、僕が丹羽のボールを取ると決めていて、トスで勝ってそうできたのでよかったです。試合する前は丹羽のチキータを待って狙っていこうと思っていましたが、思ったよりも質の高いチキータが来たので、処理して対応していくというふうに方針を変え、最後はチキータをさせないようにロングサービスからの展開を増やしました。(この勝利は)メダルへの大きな前進だと思います。彼らに勝ったことで大きな自信になりました。(松平・丹羽のペアは)中国よりも強いくらいかもしれません。ここから先はやるだけです。全身全霊をかけてメダルを獲得して、さらにその先を目指したいです」と水谷。


■松平健太・丹羽孝希インタビュー
「丹羽はすごくよかったけれど、僕のミスが目立って、それが負けた原因だと思います。勝ちたい気持ちが強くて、プレーに出てしまう部分がありました。メダ ルを狙っていて、それを達成できなかったことは悔しいですが、ああいう負け方をしたので納得している部分もあります」と松平健太。
「ボールが合いませんでした。緩急をつけられて、(相手が)思い切り打ってこなくて、僕たちの得意なカウンターを封じられました。最後は僕のレシーブのときにロングサービスを出される割合が多くなって、やりにくかったです。金メダルを狙っていたので残念です」と丹羽。



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試合の詳細な記録は下記サイトをご覧ください。
国際卓球連盟 公式HP:http://www.ittf.com