大会報道

渋谷浩が見たパリ大会<16>女子複決勝、郭躍・李暁霞が優勝

2013.05.20

<世界卓球選手権大会>

shibu.jpg女子ダブルス決勝は、郭躍・李暁霞ペアが一方的に攻めていましたね。両者とも右利き選手と左利き選手のペアでしたが、最大のポイントは、左利き選手の小回りが利くか利かないかです。
バックサイドへ回り込んだときに、郭躍の方が、打球点が前でさばくことができます。一方の丁寧は、回り込むとどうしても打球点が遅れてしまいます。そのため、丁寧のバックサイドを狙われてしまいました。丁寧はバックハンドでしか対応できずに、どうしても手数が少なくなってしまい、丁寧・劉詩雯のペアは後手に回ってしまいました。最初から最後まで、相手に攻められたのを何とかしのぐという形で、コースも単調でした。これが実力差かと思います。
フォアサイドに関しては、丁寧のように身長が高い方が、リーチも長くて有利だといえます。しかし、バックサイドに回り込むときは、身長の高さは有利に働きません。郭躍のように身長の低い選手は、しゃがめばシュートドライブを打つことができるなど、バックサイドでは有利だといえます。
丁寧・劉詩雯ペアは、いかに郭躍のフォアサイドから糸口を見つけられるかが鍵だったと思います。フォアサイドに打てば郭躍はワイドに打ってきますがが、それに対応できるのであれば、郭躍のフォアサイドから攻略の糸口を見つけるべきだったのではないでしょうか。


渋谷浩
平成11年度全日本チャンピオン
1997年世界選手権大会男子ダブルス銅メダリスト




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