大会報道

元王者が全日本を語る「渋谷浩の眼」 ③男女ジュニア4回戦・混合ダブルス4回戦

2014.01.15

<全日本卓球選手権大会>

元全日本王者の渋谷浩が大会2日目の男女ジュニア、混合ダブルスについて振り返る。

■男子ジュニア4回戦
昨年2位で第1シードの三部(青森山田高)は順当に勝ち上がっています。気持ちもどっしり構えて、プレーの安定感でも他の選手を一歩リードしています。酒井(JOCエリートアカデミー・帝京)はいつものように非常に攻撃的なプレーで接戦を制しました。最後のジュニアということでプレーから気迫が伝わってきました。第2シードの村松(JOCエリートアカデミー・帝京)は試合運びのうまさが光りました。手術後初の全日本ということをあまり意識させない内容でした。この他、16シードのうち6選手が崩れました。ノーシードの選手でもシード選手とも互角かそれ以上の戦いをする選手が多く、全体的にレベルアップしていると感じました。

■女子ジュニア4回戦
昨年2位の浜本(JOCエリートアカデミー)は堂々たる戦いぶりでベスト16入りしました。平(正智深谷高)は少し下がって無理に攻めずに伊藤(スターツSC)の攻撃をかわしました。加藤美優(JOCエリートアカデミー)は順当に勝ち上がっていますね。平野(JOCエリートアカデミー)は芝田(四天王寺高)との打ち合いを制して5回戦に駒を進めました。森(昇陽高)はガッツあふれるプレーで接戦を乗り切りました。女子は優勝のチャンスがある選手は多いですね。

■混合ダブルス4回戦(ベスト8決定戦)
第1シードの田添・前田(希望が丘高)は決め手に欠けましたね。対戦相手の御内・北岡(シチズン・中央大)はカットペアですがバランスのよい攻守でうまい試合運びを見せました。笠原弘・笠原多(協和発酵キリン・NTT東日本東京)は2人とも丁寧なプレーが持ち味なので、ミスせずにパートナーにつなぐという自分たちのプレーで勝ちました。張・森薗(東京アート・日立化成)は柴田・安達(愛知工業大)との打撃戦を制して、ラリーの強さで上回りました。台から離れての打ち合いでは1球1球の厳しさに少し差が出ました。及川・宋(青森山田高)は2人とも台から下がらずに、積極的に攻めることができました。松平賢・若宮はコンビネーションがよく、少し相手と実力差がありましたね。上田・鈴木(青森大・専修大)は、上田が鈴木の強さを生かすようなコース取り、長短などをコントロールして、常にラリーの主導権を握って松下・小鉢(明治大・東京富士大)との大学生対決にストレート勝ちしました。神・平野(明治大・東京富士大)は藤本・平野を破った徳島・口田(専修大・中央大)の徳島ペアを攻撃力で上回りました。吉村・石川(愛知工業大・全農)は吉村の得点力の高いボールが決まって快勝しました。
今日の試合の中では上田・鈴木のコンビネーションの良さが目立っていました。推薦ではなく青森県予選を勝ち上がってきたペアですが、3回戦でも軽部・山梨(シチズン・日立化成)をシャットアウトするなどの強さを見せています。他のペアも徐々に調子を上げてくると思いますが、優勝候補に挙げていいペアだと感じました。


記録・タイムテーブル等の情報は日本卓球協会ホームページに掲載されています。
日本卓球協会:http:/www.jtta.or.jp

各種目の組み合わせ(PDFが開きます)
男子シングルス
  女子シングルス
男子ダブルス  女子ダブルス
混合ダブルス
ジュニア男子    ジュニア女子

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全日本選手権大会の特集は卓球レポート3月号(2月20日発売号)に掲載します。