大会報道

第23回日本リーグ・ビッグトーナメント 〜張と阿部が優勝〜

2014.04.15

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第23回日本リーグ・ビッグトーナメントが4月13日、アオーレ長岡(新潟)で開催された。同大会は日本リーグを始めとした卓球界のトップ選手男女各20名がシングルスの頂点をかけて争う大会だ。男子は張一博(東京アート)が初優勝、女子は阿部恵(サンリツ)が2年ぶり2回目の優勝を果たした。

 

【男子】張が松平との対決を制し、初優勝!


張が激しい攻防を制して初優勝!

松平は威力のある両ハンドドライブを見せた

 男子シングルスでは張が決勝で松平賢二(協和発酵キリン)との激しい打ち合いを制し、初優勝を飾った。

 張は、笠原弘光や上田仁(ともに協和発酵キリン)といった実力者たちを相手に1回戦から準決勝まで、持ち前の固いブロックにと精度の高いドライブ攻撃で決勝まで駒を進めた。

 一方の松平は2回戦から登場し、大矢英俊(東京アート)や全日本選手権大会で敗れた森田侑樹(シチズン)に勝利するなど、持ち前のパワフルな両ハンドドライブで勝ち上がった。

 決勝では「国際大会ではダブルスを一緒に組むことが多く、よいところも悪いところもお互い知っているだけにやりづらかった。序盤は相手のペースにはまった」と張が語った通り、松平がゲームを先行する形で、試合が進んだ。しかし、2対1と松平リードで迎えた第4ゲーム、5対8の劣勢の場面を逆転し、敗戦のピンチを乗り切ると、第5ゲームは勢いのあるドライブで攻撃を組み立て、勝利を収めた。

 松平はフルゲームの末、敗れたが、決勝でも威力のあるドライブを両コーナーに打ち分けるなど、大会を通して力強い攻撃を見せた。

3位には大矢と笠原が入った。大矢は3回戦で同じ東京アート所属の高木和卓に勝利。バックハンドカウンターを随所で決めるなど、持ち味を発揮しての3位入賞となった。笠原は初戦から安定感のあるドライブで得点を重ねた。準決勝進出をかけた軽部隆介(シチズン)との1戦ではジュースを制して勝利を決めるなど、接戦での勝負強さが光った。


持ち味のバックハンドカウンターが光った大矢

笠原はバランスのよい両ハンド攻撃で3位入賞

 

 

【女子】阿部が2年ぶり2度目の優勝!


変化に富んだ攻撃を見せた阿部が優勝を飾った

福岡はチャンスをつくってからのスマッシュで得点を重ねた

 

 阿部が2年ぶり2度目の優勝を飾った。決勝までに石垣優香や田代早紀(ともに日本生命)といった世界卓球2014東京の日本代表メンバーと対戦。決勝までの道のりは決して簡単ではなかったが、ゲームを先行されても動じず、試合の中で修正を図る対応力の高さを見せ、頂点に登り詰めた。

 決勝の相手は、2年前に阿部が優勝したときと同じ、福岡春菜(中国電力)。

バックハンドで変化をつけてから、フォアハンドの強打する形で得点を重ね、見事に完封勝利を収めた。2年前に続いて勝利した要因について阿部は「福岡さんとの対戦では読み合いに意識を集中していた。その中で自然とプレーの速さや球質の変化でチャンスを作り、そこから自分のフォアハンド強打にむすびつけることができた」と語った。

 福岡は持ち味である多彩なサービスや、スマッシュを軸に攻撃を組み立て決勝に進出。森さくら(昇陽高)ら若手の選手に対しても、自分のペースで試合を運ぶなど、厳しい試合で勝利を収めた。

3位には中島未早希(サンリツ)と田代が入賞。中島は初戦で松澤茉里菜(日立化成)にフルゲームの末、勝利を収めるなど、バックハンドドライブを起点に得点を重ねた。田代は攻撃的なレシーブからのドライブ攻撃が光り、準決勝進出。準決勝では阿部から第1ゲームを先取したが、後が続かず、惜しくも敗れた。


中島はバックハンドからの展開でゲームの主導権を握った

田代は安定感のあるドライブで上位進出

今大会の模様は卓球レポート6月号(5月20日発売)に掲載

 今大会の記録は、日本卓球協会のホームページに掲載されています。
 日本卓球協会 公式HP:http://www.jtta.or.jp

日本卓球リーグ実業団連盟:http://www.jttl.gr.jp/