大会報道

世界卓球2014東京大会3日目③ 【男子団体】日本、難敵ポルトガルを撃破

2014.05.01

<世界卓球選手権大会>

JA全農世界卓球東京2014東京大会(4月28日〜5月5日)3日目の4月30日は第1ステージの予選グループリーグ第3・4試合が行われた。日本男子の4戦目は全勝のポルトガルが相手。ここで勝たなければ1位通過の可能性がなくなるという厳しい状況を、頼れるエースの水谷と並外れた勝負強さを持った丹羽の活躍で、3対1でポルトガルを下し乗り切った。
 

調子を上げてきた水谷がトップでアポロニアに快勝

フランス戦に続き奇跡的な勝負強さを見せた丹羽

好プレーは見せたものの勝ちきれない松平

フレイタス戦で脚を痛めた水谷だが……

最後は前陣バックハンドカウンターで日本の勝利を決めた

<男子グループC>
 日本 3−1
 ポルトガル
○水谷 7,7,9 アポロニア
○丹羽 8,-6,10,-4,9 フレイタス
 松平 -9,12,7,-9,-9 モンテイロ○
○水谷 6,7,-7,-4,6 フレイタス
 丹羽 - アポロニア

予選グループリーグの大一番、ポルトガル戦で日本が熱戦の末に勝利を収め、1位通過の可能性を残した。
ポルトガルはフランス、ギリシャ、ハンガリーを破りここまで全勝。フレイタス、アポロニア、モンテイロの「ポルトガル三銃士」でグループリーグ1位を狙う。かたや日本は初戦のギリシャ戦に敗れ、1位通過のためにはもうあとがない。ここで敗れれば決勝トーナメントでの上位進出はかなり難しくなる。
日本はフランス戦に続き、水谷、丹羽を2点起用、松平を3番というオーダーでポルトガル戦に臨んだ。トップの水谷はここまで本調子ではないながらも、辛抱強いプレーで4戦全勝。アポロニア戦では自分から積極的に攻めるプレーで、ラリー戦にも打ち勝って「強い水谷」を見せ、見事にストレート勝ちを収めた。
2番の丹羽は得意の速いプレーでエースのフレイタスをほんろうし第1ゲームを取ったが、ラリーに持ち込ませまいとする丹羽の攻撃にミスが出て、互角の勝負に。第3ゲームは5-9とリードされたところから集中力の高いプレーで丹羽が逆転勝ち。第4ゲームは集中力にむらがある丹羽の欠点が出てフレイタスの一方的な流れに。最終ゲームも4-8と大きくリードを許したが、ここからまさかの6点連取で、フランス戦に続き大逆転勝ちを収め、貴重な2点目を挙げた。
3番の松平は、今大会を通してフットワークとフォアハンドで自分から攻めようとする気持ちが強いようだ。両ハンド攻撃、ブロックでほんろうするなど多彩な得点パターンを持つ松平だが、素晴らしいプレーはあるものの強気の攻めが必ずしも得点につながらない場面が多い。2対1と日本王手の第4ゲームではモンテイロが勝負に出たモンテイロが思い切った攻撃で松平を振り切り、勝負は第5ゲームへ。松平が8-5とリードするが、回り込みを読まれた松平がフォア側をノータッチで抜かれ、最後まで粘り強さを見せたモンテイロが逆転勝ち。ポルトガルが1点を返した。
4番はエース対決。徐々に調子を上げてきた水谷が、緩急の使い分け、ブロックからの反撃など水谷らしい多彩なプレーを取り戻し、2ゲームを連取。しかし、ここからはりがあったという右足ももつけ根の痛みが気になりだし、ラリー戦ではフレイタス有利に。2ゲームを返され、最終ゲーム前にはインジュアリータイムを取った水谷。コートに戻ると、前陣でのプレーに徹し、これまで見せたことのないようなバックハンドのカウンターでフレイタスのフォア側にエースを決めるなどして、戦術の変換に対応できないフレイタスを振り切って11-6で日本の勝利を決めた。
日本は好調のエース、フレイタスから2点を取るという形で難敵からの貴重な1勝をもぎ取った。明日のグループリーグ最終戦の相手はハンガリー。勝てば1位通過確定だが、日本を破ったギリシャに勝っているだけに油断はできない。

 

今大会の模様は卓球レポート6月号(5月20日発売)・7月号(6月20日)に掲載

公益財団法人日本卓球協会:http://www.jtta.or.jp
JA全農2014年世界卓球団体選手権東京大会/公式サイト:
http://www.2014wtttc.com
国際卓球連盟(ITTF)世界卓球2014東京:
http://www.ittf.com/competitions/competitions2.asp?Competition_ID=2278&category=WTTC