大会報道

世界卓球2014東京大会5日目⑤ 【男子団体】日本がメダル確定!

2014.05.02

<世界卓球選手権大会>

JA全農世界卓球東京2014東京大会(4月28日〜5月5日)5日目の5月2日は決勝トーナメントの1回戦と準々決勝の1部が行われる。19時30分からは男子の準々決勝2試合が行われ、オーストリアを破った中国と、ポルトガルを破った日本が準決勝に駒を進め、メダル獲得を決めた。
 

倉嶋ジャパン、初の世界卓球団体戦のメダル獲得に挑む

丹羽は集中力の高いプレーでフレイタスを圧倒

水谷は予選リーグに続いてアポロニアに試合をさせず

松平は両ハンドプレーで復活

地元日本で4大会連続のメダルを決めた!


<男子団体決勝トーナメント準々決勝>
 日本 3−0 ポルトガル
○丹羽 7,5,14 フレイタス
○水谷 4,6,9 アポロニア
○松平 7,-9,10,7 モンテイロ
 水谷 - フレイタス

 丹羽 - アポロニア

日本男子、準々決勝の対戦相手は予選リーグで3対1で勝利しているポルトガルとなった。一度勝っている相手とはいえ、丹羽はフレイタスにゲームオール6-9からの逆転で辛勝。松平はモンテイロに敗れている。当然、ポルトガルも十分に準備をしてきていることだろう。結果は試合をしてみなければわからないというところだった。

しかし、ふたを開けてみれば、十分な準備をし、心身ともに充実した地元日本の選手たちの完勝という形で終わった。
1番の丹羽は、第1ゲームから非常に高い集中力で臨み、特にレシーブからの展開では打球点の早いストップ、ミドルへのチキータなどで先手を取りラリーに持ち込ませずに得点。また、ラリーになっても、フォアハンドで粘る丹羽の優勢に。第2ゲームも台上バックハンドからの強烈な3球目攻撃、フレイタスのバックストレートへのフォアハンドドライブをカウンターするなど圧巻のプレーで丹羽が連取。第3ゲームは丹羽が4-8とリードされたところでひじから流血したフレイタスがインジュアリータイム。ここでも丹羽は集中力をとぎらせずに挽回。後陣からしのがれる場面でも、派手なプレーを見せずに徹底的にバック側をつくなど勝ちにこだわったプレーでジュースに。マッチポイントを逃した丹羽は、ボールを拾いに行く間、自分に小さく檄を飛ばすなど、これまでにない高い集中力と気迫を見せた。フレイタスも粘りを見せたが、4度目のマッチポイントでチャンスをものにした丹羽はのけぞりながら大きくガッツポーズ。ここでもこの一戦にかける意気込みの強さを見せた。
2番の水谷は先日の試合で完勝しているアポロニアを再び圧倒した。序盤からフットワークを使ったフォアハンドの強打が決まり水谷の流れ。右太もものつけ根に痛みがあったという水谷だが、まったく不安を感じさせないキレのある動きで2ゲームを連取。第3ゲームは後がないアポロニアがアグレッシブに攻めて、9-4とリードするが、地元の応援を背にここから怒涛の7連続得点で水谷が逆転勝利を収めた。
理想的な形でエースが3番につないだが、松平は先日の試合で敗れているモンテイロと対戦。しかし、松平はがらりとプレースタイルを変え、本人が試合後に語ったように「チャンスボール以外は絶対に回り込まないと決めていた」という言葉通り、フットワークとフォアハンドでの攻めを控え、バックハンドドライブや両ハンドのブロックを交えてモンテイロを攻略。第1ゲームで完全に復調を感じさせた。第2ゲームはまだ距離感が合わないのか、松平の前陣でのバックハンドブロックにミスが出てモンテイロが取り返したが、流れは松平。ここを取っておきたい第3ゲーム、松平は8-10から4点連取で逆転し、メダルまであと1ゲームと迫る。第4ゲームも、松平らしいプレーが随所に見られる不安のない内容でフレイタスを退け、松平が2日前のリベンジを早くも達成する形となった。
これで日本は2008年広州大会以降、4大会連続の団体戦のメダルを確定させた。岸川、松平の不調、初戦でギリシャに敗れるという苦しい立ち上がりと地元開催ながらも厳しい状況ではあったが、倉嶋ジャパン初の団体戦で見事にベスト4入りを果たした。日本は準決勝でドイツとシンガポールの勝者と5月4日に対戦する。



 

中国、準決勝進出も張継科は薄氷の勝利

<男子団体決勝トーナメント準々決勝>
 中国 3−0 オーストリア
○馬龍 9,9,10 Da.ハーベゾーン
○張継科 5,-10,-8,12,5 R.ガルドシュ
○許昕 4,4,4 フェゲアル
 馬龍 - R.ガルドシュ
 張継科 - Da.ハーベゾーン

中国は、1回戦でギリシャを破ったオーストリアと対戦。2番では張継科がガルドシュに第4ゲームでマッチポイントを握られるという場面もあったが、最終的には意地のプレーで持ち直した張継科が逆転勝利を収めた。許昕はすさまじいフットワークとフォアハンドで3点目を決め、張継科とは対照的に好調ぶりをアピールした。中国は準決勝で韓国と台湾の勝者と対戦。


 

 

今大会の模様は卓球レポート6月号(5月20日発売)・7月号(6月20日)に掲載

公益財団法人日本卓球協会:http://www.jtta.or.jp
JA全農2014年世界卓球団体選手権東京大会/公式サイト:
http://www.2014wtttc.com
国際卓球連盟(ITTF)世界卓球2014東京:
http://www.ittf.com/competitions/competitions2.asp?Competition_ID=2278&category=WTTC