大会報道

甲府インターハイ3日目③ 男子学校対抗準々決勝 ~ベスト4が決定~

2014.08.06

<インターハイ>

大会3日目の午後3時から男子学校対抗の準々決勝が行われ、ベスト4には鶴岡東、愛工大名電、青森山田、明徳義塾が勝ち上がった。

 

140804-1.jpg1番、2番が連取して鶴岡東が準決勝進出に王手
 
140804-2.jpg鶴岡東、希望が丘に続けて上宮をストレートで破り4強に
 

●鶴岡東(山形) 3対0 上宮(大阪)

 3回戦で第1シードの希望が丘を破った鶴岡東が上の宮を3対0で下し、5年ぶりとなるベスト4進出を果たした。
トップはポイントゲッターの1年生・葉波がサウスポーから繰り出す小気味よい攻めで越智をストレートで下し、先制。続く2番では今大会大ブレイクの相馬が矢吹に打ち勝ち、またたく間にベスト4へ王手。3番のダブルスは接戦になったが、葉波/藤田が最終ゲームにスタートダッシュをかけて小池/和田を突き放し、ベスト4進出を決めた。
「全国的に有名な選手がいない中、挑戦者の気持ちでここまできました。強豪校に比べて技術的に劣っている分、体力面についてはどの学校にも負けないほど強化してきたつもりです。ここまで勝ち上がったからには、明日も強豪校にチャレンジするつもりで勝利を目指したいと思います」と杉野森監督。
 全員卓球でノーシードから勝ち上がってきた鶴岡東。その快進撃がどこまで続くのか注目したい。


 

140804-3.jpg名電トップの松下は明豊・矢野のカットを打ち抜いた

140804-4.jpgダブルスを落とした名電だが4番高杉が取り返してベスト4へ

●愛工大名電(愛知) 3対1 明豊(大分)

 3回戦で難敵の関西を下して勢いに乗る愛工大名電は、明豊を3対1で退け、ベスト4進出。エースの松下が早い段階から決定打を打ち込んでいく見事な戦術で矢野のカットを攻略し、先制点を挙げると、2番では水谷が明豊のエース・高橋を気迫のプレーで圧倒し、王手をかけた。続くダブルスの松下/高杉は、高橋/渡辺の粘りに屈してゲームオールの接戦の末に落としたが、4番の高杉がきっちり締めてベスト4に名乗りを上げた。エースの松下を中心に成長著しい1年生・松山の加入で層が厚くなった古豪は、19年ぶりの優勝を目指す。
「3回戦で強豪の関西に対して真っ向勝負を挑み、素晴らしい試合で勝つことができました。この試合も1、2番まではよい試合でしたが、3番のダブルスで選手たちが心のすきを見せて負けたことには不満が残ります。私たちは優勝するためにここに来ているので、そのあたりの選手の精神面を修正して、明日の鶴岡東に対しては選手・ベンチとも向かっていく気持ちを全面に出して挑みたいです」と今枝監督。


 

140804-3.jpg三部は東山の三浦を破り青森山田が先制

140804-4.jpg三部/坪井のダブルスで東山をシャットアウト

●青森山田(青森) 3対0 東山(京都)

 強豪校同士の対戦は、タレント揃いの青森山田が地力の差を見せて東山を3対0で下し、いち早く準決勝にコマを進めた。1番で三部が、東山のエース・三浦のセンスのよい両ハンド攻守に苦戦しながらもゲームカウント3対1でかわすと、2番の及川、3番の三部/坪井のダブルスも危なげない試合運びで勝利した。
「選手の調子はいいです。大会前に相当な量の練習をやり込んできたので、私たちには日本一しか見えません。試合では相手も全力で向かってきますので、必ず競り合いになります。そのため、『10-9やジュースなどの大事な局面でどうすれば得点できるか』が重要になってきますが、今大会ではそうした場面で得点できているので、競り合いでの点の取り方がおぼろげながら見えてきたように思います」という板垣監督の言葉通り、青森山田の選手たちはゲーム毎の競り合いを確実に物にしていたのが印象的だった。


 

140804-3.jpgトップで南谷が吉村を破る金星

140804-4.jpg渡辺は両ハンドを振り抜いて平野に打ち勝った

140804-4.jpg明徳義塾、強豪野田学園を破り4強に復活

●明徳義塾(高知) 3対1 野田学園(山口)

 準々決勝屈指の激戦となったこの試合は、明徳義塾が野田学園を3対1で破り、明日の準決勝に勝ち残った。
 トップは、南谷対吉村の対戦。堅実な攻守を続ける南谷が、プレーに精彩を欠く吉村をゲームオールで下し、先制。2番は留学生の金が、青山の気迫に押されて落としてタイに。勝敗の行方を左右する3番のダブルスは、渡辺/南谷が吉村/平野を競り合いながらも下して準決勝進出に王手をかけた。4番の渡辺対平野は、同時進行していた5番で野田の千葉が明徳義塾の石田にストレートで勝ったため、実質2対2のラストに。しびれるような緊張感の中、渡辺がエースの意地で両ハンドドライブを打ち続け、食い下がる平野を下して熱戦にピリオドを打った。
ベンチとスタンドの声援が一体になる明徳義塾の試合には、不可能を可能にするパワーが感じられる。明日の準決勝では大本命の青森山田に対してどう立ち向かっていくのか。その戦いぶりに注目したい。

明日の準決勝の予定は以下の通り(8/7 午前9時開始)
鶴岡東-愛工大名電
青森山田-明徳義塾

 


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試合の詳細な記録は下記サイトをご覧ください。
平成26年度全国高等学校総合体育大会:http://www.zen-koutairen.com/2014soutai/
全国高等学校体育連盟卓球専門部:http://www.koutairen-tt.net/

今大会の模様は卓球レポート10月号(9/20発売)に掲載予定です。