大会報道

全日本大学総合選手権大会(個人の部) 〜男子は森薗が初V、女子は丹羽が3連覇〜

2014.10.27

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大学生の日本一を決める全日本大学総合選手権大会(個人の部)が愛知県体育館(愛知)で開催された。シングルスとダブルスが行われ、男子シングルスは森薗政崇(明治大)が初優勝。女子シングルスは丹羽美里(淑徳大)が3連覇を飾った。男子ダブルスは平野・有延(明治大)が2連覇で、明治が2冠。女子ダブルスは小道野・高橋(早稲田大)の3年生ペアが初優勝をはたした。

【男子シングルス】 粘り強さを見せた森薗が大逆転V
森薗は先輩を連破しうれしい1年生V

森薗は0対3から粘り強いプレーで逆転勝ち
 
丹羽は集中力が途切れ惜しくも2連覇を逃した

男子シングルスは第1シードの丹羽(明治大)、吉村、吉田(ともに愛知工業大)、町(明治大)、大島(早稲田大)ら強豪がひしめく見応えのある大会となった。丹羽は準々決勝で吉村との全日本王者対決を制すると、準決勝では今年の全日本選手権大会で敗れていた吉田に完勝でリベンジを果たし優勝ペースで決勝へ。対する森薗は準決勝で高校・大学の先輩の町と対戦。森薗は持ち前の運動量の多いプレーで粘り勝ち。決勝進出を果たした。
決勝は、丹羽が集中力の高いプレーで3対0と森薗を引き離し2連覇は目前かと思えたが、第4ゲームを粗いプレーで落とすと流れが森薗に傾き勝負は最終ゲームへ。終盤まで丹羽がリードを保ったが、森薗は丹羽のチキータを狙い打って逆転勝ち。インターハイ王者の1年生が初優勝を果たした。

3位には吉田と町が入った。吉田は堅実なプレーで大島を接戦の末に破り昨年に続きベスト4入り。町はタイトルホルダーの神(明治大)を破って初の4強入りを果たした。


【女子シングルス】 丹羽美里が3年生で3連覇
丹羽美里、3連覇の快挙

両ハンドドライブで小道野の速攻を退けた
 
小道野はドライブ型の実力者を連破して決勝へ

女子シングルスは優勝候補ナンバーワンの丹羽(淑徳大)が、威力のある両ハンドドライブに磨きをかけ、鈴木(専修大)、高橋(同志社大)ら全国タイトル保持者を落ち着いたプレーで退けて順当に決勝に勝ち上がった。
昨年活躍したカット主戦型だが、市川(日本大)がベスト8に入った他は、庄司(専修大)、佐藤(早稲田大)、池上(東京富士大)らは上位進出を前に姿を消した。そんな中躍進を見せたのがバック面表ソフトラバーの小道野(早稲田大)だ。小道野は5回戦で平野(東京富士大)をゲームオールの末に下すと、準々決勝でも佐藤優衣(淑徳大)とのラリー戦を制してベスト4入り。準決勝では山本(中央大)にアグレッシブな攻撃を仕掛けて先手をとり、全中以来7年ぶりの全国大会決勝進出を果たした。

決勝はピッチの速いラリーで攻める小道野に対して、丹羽が両ハンドドライブで対応。フォア対フォアの打ち合いで一本調子な小道野に対して、ドライブで緩急をつけた丹羽がテクニックの差でリードを広げ、3連覇を決めた。

3位には高橋(同志社大)と山本が入った。高橋はサウスポーからのコース取りのよい攻守で高橋(淑徳大)を退けて4強入り。山本は1年生でただ1人表彰台の活躍で最優秀新人選手賞を獲得した。


【男子ダブルス】 平野・有延が2連覇
平野(左)・有延はアグレッシブなプレーで2連覇

平野・有延はカウンタープレーが火を吹いた
 
吉村・藤村は多彩なプレーで決勝へ

男子ダブルスは昨年度優勝ペアで第1シードの平野・有延(明治大)が高い攻撃力で決勝に進出。吉村・藤村(愛知工業大)は町・森薗(明治大)、大野・大坂(中央大)と関東勢を連破して決勝へ。

決勝は声を出してガッツを見せた平野・有延が勢いのあるカウンタープレーを決めて試合をリード。愛工大ペアの多彩なプレーを速攻で撃破し2連覇を決めた。平野は4年間で3度目のダブルスタイトルとなった(1年生のときは神とペア)。


【女子ダブルス】 小道野・高橋が初優勝。2年ぶりに早稲田が王座
小道野(左)・高橋の3年生ペアが初V

連係のよさで他のペアに差をつけた
 
長尾(左)・竹本は優勝候補を破って決勝進出

女子ダブルスは第1シードの小道野・高橋(早稲田大)が小道野の速攻と高橋の威力のあるドライブのコンビネーションで順当に勝ち上がり決勝に進出。対する長尾・竹本(神戸松蔭女子学院大)は左右の連係のよさと粘り強いプレーで昨年2位の小鉢・鷲塚(東京富士大)、丹羽・佐藤(淑徳大)ら優勝候補のペアを連破して決勝に進出。決勝は攻撃力のある早稲田ペアが3対1で神戸松蔭ペアを下して優勝。2年ぶりに同種目で早稲田大がタイトルを取り戻した。


今大会の詳細な情報は下記サイトをご覧ください。
東海学生卓球連盟:http://www.tsttf.net/Pages/default.aspx
日本卓球協会:http://www.jtta.or.jp/

今大会の模様は卓球レポート1月号(12/20発売)に掲載。