大会報道

2014年世界ジュニア選手権上海大会4日目② 男子団体、中国が日本を破り9連覇

2014.12.03

<世界ジュニア選手権大会>

大会3日目は男女団体の決勝が行われた。男子団体は中国が8連覇中と独走状態を続けている。日本は2005年リンツ大会以来の王座奪還を目指したが、力の差を感じる内容で中国が9連覇を飾った。
 

中国男子、危なげなく9連覇を達成

トップで于子洋が村松のカットを打ち抜いた

村松はリードを生かせずストレート負け
 
梁靖崑はパワーとスピードで酒井を上回った

バック対バックでは負けたくなかった酒井だが...

3番、呂翔は思い切った回り込みを見せた

坪井はチキータを狙われる苦しい展開に

またしても五星紅旗が頂点に
 

<女子団体決勝トーナメント決勝>
 中国 3−0 日本

○于子洋 8,6,10 村松
○梁靖崑 7,9,4 酒井
○呂翔 4,9,5 坪井

日本は、ともに世界ジュニア4度目の村松と酒井を2点起用、坪井を3番というオーダー。対する中国はエースの于子洋、2番手の梁靖崑を2点使い、サウスポーの呂翔を3番と、予想通りと言えるオーダーとなった。
トップの于子洋のサウスポーから繰り出すしなやかで威力のあるドライブに、村松は苦戦を強いられ2ゲーム連取を許す。第3ゲームは于子洋の集中力が切れたか、村松が7-0とリード。このゲームは返したかに思われたが、8-5と3点差になったところで日本がタイムアウト。于子洋が勝負どころで逆モーションでレシーブエースを決めるとこのゲームを逆転で、ストレート勝ち。中国が先制点を挙げた。
2番の酒井は梁靖崑と対戦。ジュニアとは思えない体格の梁靖崑と、バック対バックの先手争いで優位に立ちたかった酒井だが、スピード、コースともに梁靖崑が上回り、酒井には苦しい展開。思い切って回り込んで攻めるも攻守に安定感のある梁靖崑がストレート勝ちを収めた。
後がなくなった日本は、坪井が呂翔とのサウスポー対決で、台上から積極的に攻めるが、バック対バックの展開から先に回り込まれたり、チキータを狙い打たれるなど苦しい流れ。第2ゲームは競り合いになるが、呂翔の思い切った回り込みフォアハンドが決まり2対0。坪井は打開策を見いだせないまま第3ゲームを失い、中国の9連覇が決まった。
日本は1ゲームも奪えずに完敗と言っていい内容で敗れ、王座奪還の夢は打ち砕かれた。

■田㔟邦史監督のコメント
「今回、ジュニア男子の監督は初めてでしたが、いろいろなことを経験させてもらっているので特に緊張するということはありませんでした。ただ、今はまだ冷静に考えることはできないですね。決勝で負けるのが一番悔しいというのと、世界一にならないと意味がないと思いますね。じゃあどうやったらあの中国に勝つことができるかっていうことを事細かく冷静に考えることはまだできないです。まだ差はあるなと思います。その差を縮めるためにということをあとで冷静に考えなければいけない。ただ、やるべきことは数多くあるのかと思います。
団体戦全体のことを考えると、選手自身やってきたことはすべて出せたんじゃないかと思います。ただし、テーマにしてきた「コースを狙え』にしても、コースを狙ってもそれ以上のコースに返ってきたり、レシーブでもチキータで攻撃してるのにより速いバックハンドが返ってきたりだとか、やはり中国の方がよりコースが厳しく、より攻撃が速いと思います。なので、こちらがリスクを冒して攻撃をしていかないといけない、それはある意味無理をしていると捉えられるところがあるので、アグレッシブに行くときでもミスをしないような安定性をつけていかないと、ただの安定性ではやはり中国に勝つことはできないし、より強いボールで安定したボール、それでなおかつ厳しいコースを狙っていかないと得点できないと思います。ただ、そう簡単にできるようなことでもないので。考えればそうだったなと思うことはできますが、それだけで中国には勝てないと思うし、精神的な部分でも本気で中国に勝とうと思わなければ勝てないと思うし、試合中に自信を失っていくということも考えられるので、最後の最後まで自信を持って試合をしなければいけない。となると、やはり技術だけではない。なので、やることは数多く残っていると思います。
(村松が第3ゲームで7-0から逆転されましたが)課題はありすぎてこれというのはないですが、取らなければいけないところは取らなければい、決めなきゃいけないところも決めなきゃけないですね。実力の差がまだあるということですね。
酒井もプレー自体は悪くないんですが、酒井のバックの速さよりも、より速く厳しいコースに来る。坪井についてもバック対バックで良いラリーをしているんですが、1歩速く回り込まれてしまう。そこだけではもちろんありませんが、やはり攻撃において中国の方が1歩上なのかなと思います。まだまだ差はありますね。その差をどうやって縮めるかというのはゆっくり考えないと……。ただ、あそこで勝たないと意味はないです、チャンピオンにならないと……」

 



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今大会の模様は卓球レポート2月号に掲載します。