大会報道

第24回日本リーグ・ビッグトーナメント 〜松平と平野が優勝〜

2015.04.13

<その他の国内大会>

第24回日本リーグ・ビッグトーナメントが4月12日、浦安市運動公園総合体育館(千葉)で開催された。同大会には世界卓球2015蘇州に出場する選手をはじめ、男女各20名の日本トップレベルの選手たちが出場し、シングルスの頂点をかけて争った。男子は松平賢二(協和発酵キリン)、女子は平野早矢香(ミキハウス)が優勝を果たした。

 

【男子】松平が6年ぶりのV


諦めない気持ちが松平の優勝を生んだ

上田は決勝でリードするも、わずかに及ばなかった

 男子シングルスは、松平賢二(協和発酵キリン)が決勝で上田仁(協和発酵キリン)との激闘を制して、6年ぶりに栄冠をつかんだ。今大会に向け、リーグ参戦中のフランスから早めに帰国するなど、万全の状態で臨んだ松平は大会序盤からフットワークを生かしたプレーで着実に勝ち進み、昨年に続く決勝進出を果たした。

 この勢いを持続したい松平だったが、チームメートの上田との決勝では「練習では見たことのないサービスを出されて対応が遅れた」と、上田の普段とは違うプレーに対してミスが続いて、0対2とリードを許した。

 しかし、「諦めなければ何かが起こると思ってプレーしていた」と集中力を切らすことなく挑んだ第3ゲームを強気のプレーで取り返すと、第4ゲームはリードを許す展開から粘り強く戦い、17対15で勝利。2対2となって迎えた最終ゲームは両者の意地がぶつかり合い、シーソーゲームになったが、最後は松平がラリー戦に打ち勝ち、劇的な逆転勝利で優勝を決めた。

 

 2位の上田は惜しくも優勝には届かなかったが、昨年優勝の張一博(東京アート)に対して、0対2の劣勢から勝利するなど、初戦から準決勝までリードを許す展開から逆転し、ファイナリストになった。

 

 3位には張と村松雄斗(東京アート)が入賞。張は2回戦、3回戦で0対2から勝利し、前回王者としての意地を見せた。今シーズンから日本リーグでプレーし、世界卓球2015蘇州の日本代表でもある村松は、堂々たるプレーで勝ち進むも、松平には一歩及ばなかった。

 

 

【女子】平野がトップ12に続き、国内タイトルを獲得


好調を維持する平野が大会初制覇

前田は自身の特長を生かしたプレーが光った

 女子シングルスは、平野早矢香(ミキハウス)が2月のジャパントップ12に続き、国内タイトルを獲得するという結果になった。初戦となった森薗美咲戦(日立化成)はリードを許す展開が続くも、逆転で勝利を収めると、準決勝ではワールドツアー・ドイツオープンで優勝するなど多くの注目を集める伊藤美誠(スターツSC)に対して、回転量の多いドライブを軸にしたミスの少ないプレーで得点を重ね、3対1で勝利を挙げた。

 迎えた決勝では前陣速攻型の前田美優(日本生命)を、緩急をつけた攻撃で揺さぶり、2ゲームを連取。第3ゲームは前田のロングサービスからの展開に苦しめられ、ゲームを落としたものの、第4ゲームは勝負どころでポイントを重ねる試合巧者ぶりを発揮して、女王の座をつかんだ。

 大会終了後のインタビューでは「練習で取り組んだことを試合でも発揮できました。今大会で出た課題を修正して、世界卓球に臨みたい」と語り、今月末の世界卓球に向けた調整が順調に進んでいることをうかがわせた。

 

 今シーズンから日本リーグでプレーする前田は自身の特長であるバックハンドに加え、フォアハンドの強打が光り、2位に入賞。今後の大会での活躍にも注目が集まる。


 3に位は中島未早希(サンリツ)と伊藤が入賞。中島は打球点の早い攻撃で森永愛里、河村茉依(ともにアスモ)を破った。世界卓球2015蘇州日本代表の伊藤は準決勝で平野に敗れたものの、持ち味であるバックハンドを武器に、日本リーガーを連破してベスト4に進出した。


今大会の模様は卓球レポート6月号(5月20日発売)に掲載

今大会の記録は、日本卓球協会のホームページに掲載されています。
日本卓球協会 公式HP:http://www.jtta.or.jp

日本卓球リーグ実業団連盟:http://www.jttl.gr.jp/