大会報道

大津インターハイ4日目① 男子学校対抗は青森山田が2連覇!!

2015.08.12

<インターハイ>

大会4日目は男女シングルス1回戦に続いて、男女学校対抗の準決勝、決勝が行われた。男子学校対抗は準決勝で瓊浦を破った青森山田と愛工大名電を破った野田学園が決勝で対戦し、青森山田がOBたちの声援を背に2連覇を遂げた。
 

150811-21.jpg青森山田が2連覇で17度目の男子学校対抗優勝
 
150811-22.jpgトップで三部が竹﨑のカットを打ち抜いて青森山田が先制
 
15081002-01.jpg好調の青山の両ハンドが火を吹き野田学園が1点を返した
 
15081002-02.jpgゲームオールにもつれたダブルスを制したのは及川/三部
 
15081002-02.jpg及川が中学校時代の後輩、沼村をストレートで退け優勝を決めた
 

<男子学校対抗決勝>
 青森山田 3-1 野田学園

○三部 9,5,7 竹﨑
 一ノ瀬 9,-7,-4,-4 青山○
○及川/三部 5,-3,7,-10,8 高取/青山
○及川 5,6,8 沼村
 高橋 ー 伊丹

 平成9年の京都大会以来15度も男子高校卓球の頂点を極めてきた青森山田高校の卓球部が今年で強化を終える。及川、三部、高橋、一ノ瀬というメンバーで決勝まで勝ち上がった青森山田の観客席には、黎明期から黄金期を支えてきたOBたちが観客席に並び、そうそうたる顔ぶれがそろった。
一方の野田学園は3年ぶりに決勝で青森山田に挑む。準決勝では愛工大名電をストレートで下す強さを見せて、初優勝を目指した。
 トップは三部対竹﨑。三部は竹﨑のカットをまったく苦にせずフォアハンドドライブで鋭角に攻めて守備に定評のある竹﨑をストレートで下し青森山田が先制。
 2番は準決勝で松山を破り勢いに乗る野田学園のエース青山が登場。一ノ瀬はミドルをうまく攻めるなどして、青山に攻めさせず第1ゲームを奪うが、ブロックにも強さを見せた青山が流れをつかんで持ち前のフルスイングの両ハンドで3ゲームを連取し1対1に。
 両校ともなんとしても取りたいダブルスは及川/三部が質の高いチキータで先手を取って第1ゲームを奪取。第2ゲームはロングサービスやハーフロングサービスをうまく使った野田学園ペアが青森山田ペアのチキータを封じて取り返し1対1。お互いにチキータを封じ、あるいはチキータをさせてカウンターを狙うという互角の展開でゲームオールに。最後は真っ向からチキータからの展開を避けなかった青森山田ペアが横綱相撲で野田学園ペアを振り切った。
 王手をかけた青森山田は4番で及川が登場。対する野田学園は準々決勝のラストで決勝点を挙げ、準決勝で高見を破った1年生の沼村。青森山田中に在籍していた沼村は及川の後輩でもある。この試合は及川が先輩の貫禄を見せて、威力のあるドライブで沼村の中陣からのカウンターを封じストレート勝ち。及川、三部のダブルエースが単複で3点を挙げて高校最後の夏を最高の結果で締めくくった。

■板垣監督のコメント
「インターハイで勝つのは簡単じゃないです。本当に苦しい。1週間前から寝られないくらい緊張していましたが、今日は全然緊張しませんでした。
 決勝は一ノ瀬が失点しましたが、大会を通して杜若戦では(相手のエースを倒して)チームを救ってくれたし、高橋も決勝では出番がありませんでしたが、準決勝で素晴らしい試合をしてくれたし、及川、三部のツインエースに加えて、4人エースといってもいいくらいです。本当に大した物だと思います。
 選手たちも僕も(会場の卓球台が)1台になるとスイッチが入るので、素晴らしい試合をしてくれると思っていました。ダブルスは、チキータとチキータ外しの勝負になりましたが、チキータはこちらの方が絶対に上なのだから、チキータをされてもいいからショートサービスを正しく出して、それから先手を取っていくという戦術で、落ち着いてプレーできました。後は攻めるだけ。インターハイは攻めた者勝ちです。ただ、どのチームも1球1球向かってくるので、どんな状況でもあきらめないでどのチームも本当に素晴らしい。
 OBが来てくれて、あ
れだけ応援してくれたら力になります。あの子たちが立ち上がって応援してくれているんだから、僕らも負けられませんでした」


 

15081002-01.jpg初の4強入りを果たした瓊浦は準決勝で青森山田を越えられず
 
15081002-02.jpg瓊浦はノーシードから強豪校を連覇して初の表彰台
 

<男子学校対抗準決勝>
 青森山田 3-0 瓊浦

○三部 5,-7,5,-8,3 中ノ瀬
○高橋 -7,6,8,7 李佳睿
○及川/三部 6,5,6 中ノ瀬/田中
 一ノ瀬 − 池松
 及川 − 田中

 準決勝で青森山田に挑戦した瓊浦。トップでエースの中ノ瀬が三部とゲームオールの接戦を演じたが、ここぞというときのプレーに安定感のある三部が苦しみながらも先制点を挙げると、2番の高橋も留学生の李佳睿の左腕からのドライブに苦戦しながらも、パワフルな両ハンドドライブで3ゲームを連取し逆転。

ダブルスでも青森山田ペアが質の高い台上プレーで先手を取る展開でストレート勝ち。王者青森山田を苦しめる場面もあったが、勝利するまでにはさらなるレベルアップが必要だろう。だが、今大会では3回戦で明徳義塾、準々決勝で鶴岡東を破っての準決勝進出は立派な成績と言えるだろう。

 

15081002-01.jpg野田学園は愛工大名電をストレートで破り決勝へ
 
15081002-02.jpg愛工大名電は2年連続の決勝進出ならず
 

<男子学校対抗準決勝>
 野田学園 3-0 愛工大名電

○沼村 9,8,-8,-4,4 高見
○青山 6,4,4 松山
○高取/青山 -3,-3,6,7,5 松山/木造
 竹﨑 − 木造
 伊丹 − 廣田

昨年、決勝で青森山田に挑んだ愛工大名電だが、今年は準決勝で苦杯を味わった。トップで野田学園の沼村が高見から2ゲームを奪ったが、高見は粘り強いプレーでゲームオールに持ち込み勝負は第5ゲームへ。最後まで攻めの姿勢を崩さなかった沼村が高見を破り野田学園が貴重な先制点を挙げた。2番は一度攻めだしたら止まらない青山が本領発揮。松山は実力を出せないままにストレート負けを喫した。
前半で1点は欲しかった愛工大名電だが、松山/木造のダブルスは木造のファインプレー連発であっさり2ゲーム連取。勝負は決まったかと思われたが、野田学園ペアがラリー戦に持ち込んで流れを変えると、3ゲーム連取で逆転。野田学園らしい勢いのあるプレーで3対0で決勝進出を決めた。


 

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試合の詳細な記録は下記サイトをご覧ください。
平成27年度全国高等学校総合体育大会:http://www.shiga-soutai2015.jp
全国高等学校体育連盟卓球専門部:http://www.koutairen-tt.net/

今大会の模様は卓球レポート10月号(9/20発売)に掲載予定です。