大会報道

第12回全日本学生選抜選手権大会 〜上村、安藤が初優勝を飾る〜

2015.11.30

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11月28〜29日に名古屋市昭和スポーツセンター(愛知)で外国人留学生を含めた学生が大学日本一を争う全日本学生選抜選手権大会が開催された。男子シングルスでは上村慶哉(早稲田大)、女子シングルスでは安藤みなみ(専修大)がそれぞれ初優勝を飾った。


【男子シングルス】上村が激戦を勝ち抜き初の全国タイトル獲得
上村が激戦を勝ち抜き初優勝

強いフィジカルに加え、戦術も冴えた
 
酒井はパワフルな速攻で逆転を狙ったが及ばず2位

攻撃力が格段に増した厚谷は惜しくも決勝進出を逃し3位

町は2年連続のベスト4入り
 
 男子シングルスはこれまでシングルスのタイトルには届くことのなかった上村(早稲田大)が初優勝を飾った。
 全日学で決勝を争った森薗(明治大)と大島(早稲田大)が欠場したほか、予選リーグでは全日学3位の田添が敗れるなどの波乱もあり、決勝トーナメントは混戦が予想された。その中、勝ち上がったのが、1回戦で高校の同級生の定松(中央大)を破り、準決勝では厚谷(専修大)を相手に最終ゲーム6-10からの大逆転劇を演じた上村と、準々決勝で留学生の郭師(埼玉工業大)、準決勝で先輩の町(明治大)をパワフルな速攻で破った酒井(明治大)が決勝進出を果たした。
 決勝は、逆横回転系サービスからの展開で、ミドルをうまく攻め、酒井を台から離した上村が3対0とリード。一気に優勝に王手をかけた。酒井は捨て身の思い切ったプレーで2ゲームを取り返し、勢いを取り戻したかに見えたが、第6ゲームは上村が慎重なプレーで酒井のミスを誘い、初優勝を決めた。
 3位には決勝進出を惜しくも逃した厚谷が入った。3位決定戦では攻撃選手を凌駕するほどの威力のある連続攻撃を見せて町に粘り勝ち。
 町は準決勝で後輩の酒井、3位決定戦で厚谷とともに接戦をリードするが、勝ち切れずに悔しさの残る2年連続の4位となった。

【女子シングルス】決定力の高さで群を抜いた安藤が全国大会初優勝
今季好調の専修大、安藤が初優勝

持ち前のフォアハンド強打に加え、バックハンドでも先手を取った
 
2連覇を狙った温馨だが安藤に攻めきられた

高橋は準決勝で安藤に敗れるも劉笑利に勝って3位

厳しい前陣両ハンドドライブの劉笑利は4位
 
 女子シングルスは、インカレ優勝、全日学ダブルス優勝など波に乗る安藤(専修大)が、1年生ながら実力者を連破して全国大会シングルス初優勝を飾った。
 安藤は本人も1番苦しかったと語る準々決勝の徳永(早稲田大)との熱戦を、バッククロスへのシュート気味のフォアハンドスマッシュで乗り切り、準決勝へ。準決勝では安定感のある高橋を相手に両ハンドの強打で先手を取ってストレート勝ちで決勝進出を決めた。一方の温馨(日体大)はタイトルホルダー。2連覇を狙って、準決勝では劉笑利(近畿大)との留学生対決を回転量の多いパワフルな両ハンドドライブで決めて決勝進出。
 決勝はラリー中に放たれる意外性のあるカウンターやスマッシュで安藤が先手を取る展開。思い切りのよいフォアハンドスマッシュに加えて、自身も成長したというバックハンドでもコースを突いてチャンスをつくるプレーを見せた。温馨も威力のある両ハンドで盛り返すが、リスクを負って攻める安藤が勢いに乗ってストレート勝ちを決めた。
 3位には全日本ベスト8、全日学2位の実力者、高橋(同志社大)が入った。4位の劉笑利はコース取りの厳しい前陣両ハンドドライブで勝ち上がったが、温馨との留学生対決に敗れベスト4に終わった。

 


今大会の詳細な情報は下記サイトをご覧ください。
東海学生卓球連盟:http://www.tsttf.net/
日本卓球協会:http://www.jtta.or.jp/

今大会の模様は卓球レポート1月号(12/20発売)に掲載。