大会報道

世界卓球2016クアラルンプール2日目 日本女子が快勝で3勝目を挙げる

2016.02.29

<世界卓球選手権大会>

世界卓球2016クアラルンプール(2月28日〜3月6日)大会2日目は16時30分(日本時間17時30分)からの試合に日本女子が登場。朝鮮民主主義人民共和国と対戦した。
 

石川が分の悪いリ・ミョンスンを逆転で破り、日本が先制

心身ともに充実したプレーで相手を圧倒した福原

伊藤はキム・ソンイの変化をつけたプレーを攻略

キム・ソンイは伊藤から1ゲームを奪ったが、勝利には及ばず


<女子団体第1ステージ>
 日本 3-0 朝鮮民主主義人民共和国

○石川 -6,5,4,5 リ・ミョンスン
○福原 5,6,4 リ・ミギョン
○伊藤 4,-8,8,5 キム・ソンイ
 福原 ー リ・ミョンスン
 石川 ー リ・ミギョン

大会初日にチェコ、ブラジルにそれぞれストレートで勝利して2勝を挙げた日本女子。大会2日目は大会前から予選リーグのライバルと目されていた朝鮮民主主義人民共和国と対戦した。

1番は石川とリ・ミョンスンの対戦。過去の対戦成績は1勝3敗と分が悪い石川。第1ゲームはリ・ミョンスンへの苦手意識が出たか攻撃でのミスが目立ち、リ・ミョンスンに第1ゲームを奪われた。
続く第2ゲームはスタートで長短をつけたドライブで2連続得点すると、その後もそのリードを保ち続けた。5-3からは緩急を織り交ぜた冷静なカット打ちで4連続得点を挙げ、このゲームを11-5で奪取。
勢いに乗りたい石川は第3ゲームも立ち上がりからリード。ラリーの中で織り交ぜる緩いドライブでリ・ミョンスンのミスを誘い、連続得点を挙げると、甘いボールには強打でしっかりと対応するなど、隙のないプレーでゲームカウントを2対1として勝利に王手をかけた。
勝利まであと一歩と迫った第4ゲームはリ・ミョンスンが意地を見せるも、リズムに乗った石川を止めることはできず。石川はリ・ミョンスンの攻撃にも確実に対応するなど、切れのあるプレーで日本に先制点をもたらした。

幸先の良いスタートを切った日本は2番で主将・福原が登場。対するは左利きのリ・ミギョン。初対戦となる両者による一戦の第1ゲームは福原がサービスからの展開でリ・ミギョンをリード。バック面の表ソフトラバーで、リ・ミギョンの攻撃をうまく交わすなどテクニックを見せて11-5でゲームを先制した。
続く第2ゲームも福原はサービスからの3球目攻撃で着実に得点を重ねる。力のあるリ・ミギョンのドライブに対してはブロックで左右に揺さぶり、チャンスをつくり出すなど、付け入る隙を与えないプレーでゲームを連取した。
第3ゲームも福原の攻勢は止まらない。3-0から朝鮮民主主義人民共和国のタイムアウト後に追いつかれるも、そこから再びリードをする展開が続いて、11-4で勝利。リ・ミギョンのバック側にボールを集めてフォアハンドの強打を封じるなど、最後までうまさが光るプレーで日本の勝利に王手をかけた。

3番は伊藤対カット主戦型のキム・ソンイ。2人は昨年8月の中国オープンで対戦しており、そのときはキム・ソンイがゲームオールの末に勝利を収めている。序盤は互いに一歩も譲らない展開が続いたが、中盤から終盤にかけて伊藤がキム・ソンイの甘いカットをスマッシュで打ち抜くなど、ゲームの主導権を握り、先制点を挙げた。
第2ゲームも波に乗りたい伊藤だったが、相手を前に寄せるストップやでスマッシュでミスが出るなど、失点を続けてしまい、キム・ソンイに1ゲームを奪われた。
第3ゲームはキム・ソンイが攻撃を織り交ぜたプレーで伊藤に迫ったが、7-7の場面から伊藤が3連続得点。キム・ソンイのミドルを突いたドライブで得点を挙げてこのゲームを奪った。迎えた第4ゲームは互いに譲らない展開が続くも伊藤がコースを突いたプレーでキム・ソンイを崩して勝利。苦戦が予想された朝鮮民主主義人民共和国との一戦を3対0と快勝で終えた。


日本女子は大会3日目の明日、16時30分からタイと対戦する。


■村上監督のコメント
グループリーグの組み合わせが決まったときに第3戦が勝負だと思っていました。試合を通して、やればやるだけカット攻略は成果が出るということを実感した試合でした。しかし、組み合わせ次第では再び対戦する可能性もあります。そういった面で少し怖さもあります。タイ戦は最後のドイツ戦を踏まえて、今日戦った選手を休ませるなど、オーダーを考えながら臨みたいと思います。

■石川選手のコメント
相手は強いボールには慣れていると思うので、今回は緩いボールを入れて変化をつけるようにしました。これまでの戦績からすると分の悪い相手でしたが、前回の結果を気にせずにプレーできましたし、自信を持ってプレーできました。カット対策をしっかりしてプレーできたので、良かったです。

■福原選手のコメント
初めて対戦する相手だったので、どのような展開になるかわからなかったですが、まずは自分が持っている技術を出し切ろうと思ってプレーした結果、サービスが効果的に決まりました。とても緊張していて、「こんなに緊張したのいつぶりだろう」というくらい緊張していたので、そういった緊張の中でも体を動かしたプレーができて自信になりました。また、3対0で勝利できたということもすごく自信になりました。練習パートナーの方に一緒に練習していただいた結果だと思います。

■伊藤選手のコメント
石川さん、福原さんが勝利して、2対0だったので気楽にできましたし、ノンプレッシャーで試合ができました。前回対戦して敗れたときは自分の打ちミスで負けたので、無理していかないことを意識しました。また、前後の揺さぶりというよりも、コースに気をつけたり、ストップよりもツッツキを多用しました。とにかく自分から攻撃して相手に攻められないような展開をつくることを心がけました。



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今大会の模様は卓球レポート4月号(3月20日発売)に掲載

公益財団法人日本卓球協会:http://www.jtta.or.jp
世界卓球2016クアラルンプール/公式サイト(英語):http://www.perfectwttc2016.com.my/
国際卓球連盟(ITTF)世界卓球2016クアラルンプール(英語):
http://www.ittf.com/competitions/competitions2.asp?Competition_ID=2587&category=WTTC