大会報道

第72回国民体育大会「2017愛顔つなぐえひめ国体」

2017.10.04

<その他の国内大会>

9月30日~10月4日まで愛媛県の宇和島市総合体育館で「2017愛顔つなぐえひめ国体」が開催された。同大会には各都道府県の代表選手が集まり、成年男子は和歌山県、成年女子は茨城県、少年男子は愛知県、少年女子は大阪府が優勝した。

【成年男子】和歌山県が18年ぶりのV!

和歌山県が18年ぶりに頂点をつかんだ

最後は藤本(右)がチームの優勝を決めた
 
 昨年優勝の愛知県、強力な選手がそろった東京都や山口県など、熾烈な戦いが予想された成年男子を制したのは、藤本、松下、藤村と日鉄住金物流の選手たちで臨んだ和歌山県だった。和歌山県は予選リーグを全勝で勝ち抜けると、決勝トーナメント準決勝の山口県戦では3時間を超える激戦を制して決勝へと駒を進めた。
 迎えた決勝は準決勝で愛知県を破った長野県と対戦。1番の藤村が先制点を挙げ、1対1で迎えた3番で松下が勝ち星を挙げると、最後は4番の藤本が岡田との激しいラリー戦を制して3対1で勝利し、18年ぶりの栄冠を手にした。優勝後、杉井監督は「これまで日本一を目指して長年にわたって改善・改革を進めてきました。その中で練習方法を試行錯誤したり、さまざまなことを試みたりする中で初めて思いが叶ったので非常にうれしいです。また選手が私が言ったことをしっかりと理解してプレーしてくれたことが大きかったです」と語り、悲願達成を喜んだ。
 2位にはチーム一丸で気迫のプレーを見せ、初の決勝進出を果たした長野県、3位には愛知県と山口県が入賞した。


【成年女子】茨城県がチーム一丸で6年ぶりに王座獲得

一致団結したプレーで茨城県が優勝!

市川は決勝の3番で勝負を左右する貴重な得点を挙げた
 
 茨城県が6年ぶりの優勝を果たした。予選リーグで前回3位の岡山県を破って決勝トーナメントに勝ち進むと、準々決勝では兵庫県選抜に0対2から逆転勝ちをしてベスト4に名乗りを挙げた。 
 続く準決勝で地元・愛媛県を3対1で破ると、決勝では広島県との5番勝負を制して頂点をつかんだ。準々決勝から決勝まで、鈴木、平、市川がそれぞれ1点ずつを挙げ、チーム一丸で頂点をつかんだ。チームを指揮した内山監督は「正直に言うと優勝できるとは思っていなく、驚いています。決勝は3番の市川が分の悪い土井選手に勝ってくれたことが大きかったですね。また、鈴木と平は互いに要所で勝ってくれました。今回は非常に巡り合わせがよくて優勝することができたと思います」と、選手たちを讃えた。
 2位には準決勝で0対2からの逆転勝ちを収めた広島県、3位には東京都と地元の愛媛県が入賞した。

【少年男子】強力布陣の愛知県が連覇達成

総合力の高さを見せた愛知県が2連覇!!

田中は決勝の2番で勝利して優勝への道筋をつくった
 
 木造、髙見、田中と愛工大名電の選手を擁する愛知県が昨年に続いて連覇を達成した。愛知県は1回戦から準々決勝まですべて3対0で勝利して勝ち上がると、準決勝の山口県戦では戸上に2点を奪われながらも木造、田中、髙見がそれぞれ1点を挙げてヤマ場を乗り越えた。
 決勝の静岡県戦は、トップで木造が試合途中で左ひじを卓球台にぶつけるアクシデントがありながらもきっちりと勝利を収めると、2番の田中は第2ゲームの4-10から8連続得点で逆転するなど、ストレート勝ち。最後は髙見が安定感のあるプレーで連覇を決めた。今枝監督は「準決勝の山口県との試合は2点を取られましたが勝ててよかったです。決勝は2番で田中が第2ゲームを4-10からばん回してくれたことが優勝につながったと思います。あそこで逆転できたことで一気に楽になりました。非常に大きかったです」と喜びを語った。
 2位にはノーシードから勝ち上がった静岡県、3位には山口県と石川県が入賞した。

【少年女子】各選手が力を発揮した大阪府が3連覇!

王者・大阪府が3連覇を達成

木村は準決勝のラストで勝利するなど、チームをけん引
 
 梅村、木村、宮﨑と四天王寺高の選手がそろった大阪府が3連覇を達成。大阪府は予選リーグを全試合ストレート勝ちで決勝トーナメントへと駒を進めると、準決勝の神奈川県は3対2で勝利。長﨑に2点を奪われながらも、5番の木村が笹尾とのフルゲームの熱戦を制して決勝に勝ち進んだ。
 決勝は岡山県に3対0で勝利。最後は3番の宮﨑がゲームカウント1対2から逆転勝ちでチームの優勝を決めた。谷口監督は「本当に選手が頑張ってくれました。準決勝の神奈川県戦は一番しんどいだろうと予想していましたが、勝つことができて良かったです。決勝は、各試合ともに点差を離される場面もありましたが、各選手が逆転する力を持っているので、心配していませんでした」と選手を信頼して戦ったことを明かした。
 2位には昨年からワンランクアップした岡山県、3位には神奈川県と福岡県が入賞した。


今大会の詳細な情報は下記サイトをご覧ください。
2017愛顔つなぐえひめ国体:http://www.ehimekokutai2017.jp

今大会の模様は卓球レポート12月号(11/20発売)に掲載する予定です。