大会報道

全日本大学総合選手権大会(個人の部)〜シングルスは森薗政崇、安藤みなみが優勝!〜

2017.10.30

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第84回全日本大学総合選手権大会が10月26〜28日まで、所沢市民体育館(埼玉)で開催された。大会最終日は男女シングルス5回戦〜決勝が行われ、男子は森薗政崇(明治)、女子は安藤みなみ(専修)が頂点に立った。
 

【男子シングルス】森薗が2年ぶり3度目の優勝

死闘を制して3度目の頂点に輝いた森薗
 
苦しみながらも粘り強くラリーを展開して頂点をつかんだ
 
吉村は優勝に手が届きかけたが惜敗
 
郡山はラリー戦で強さを見せて2年連続のベスト4
 
三部は敗れたものの吉村にあと一歩のところまで迫った
 

 男子シングルスは昨年5回戦で敗れ、3連覇が途絶えた森薗が、2年ぶり3度目の優勝を果たした。
 森薗は準々決勝で田添健汰(専修)にゲームカウント1対2とリードされたところから逆転勝利を収めると、準決勝では郡山(専修)にストレート勝ちで決勝へと駒を進めた。
  決勝は序盤は、吉村のキレのあるプレーに押されて2ゲームを失う苦しい立ち上がりとなったが「サービスとレシーブで試合の主導権を握られて、やることのない状況でしたが、気持ちの部分だけは『まだ(勝てる可能性は)ある』と言い聞かせて、エンジンをかけ直すことができました」というように第3ゲームをジュースの末にとると、そこから3ゲームを連取。大事なところできっちりと得点を挙げる勝負強さで王手をかけた。
 第6ゲームを奪われて迎えた最終ゲームは10-9から追いつかれ、ジュースに突入。11-12とマッチポイントを奪われたラリーでは森薗のフォア前へのストップレシーブが大きく浮くも吉村がフォアハンドをミスして同点に。続くラリーでフォアハンドの連打で得点してマッチポイントを握ると、最後も粘りのプレーで得点をもぎとって勝利。見事、最後の全日学で有終の美を飾った。

 2位の吉村は豪快な両ハンドドライブを軸に勝ち進み、決勝でもマッチポイントを握ったが決めきれずに惜敗。しかし、大会全体を通して質の高いプレーを見せるなど、ハイレベルなパフォーマンスが光った。

 3位には郡山と三部(ともに専修)が入賞。郡山(専修)は大きなラリー戦で見せる両ハンドドライブで昨年に続く準決勝進出も森薗には及ばなかった。三部(専修)は準決勝で敗れたものの好プレーを見せて吉村に迫った。


 

【女子シングルス】安藤が初優勝。単複2冠を達成!

単複2冠を達成した安藤
 
両ハンドで相手を押し込むプレーが光った
 
奥下は強敵を連破して決勝進出を果たした
 
前瀧は畳み掛けるような連打で3位に入賞
 
田口は安定感のある両ハンドで4強入り
 

 女子シングルスは昨年3位で第2シードの安藤が初優勝を果たした。安藤は準決勝で「これまで1度も勝ったことがない」という田口(筑波)を4対1で破ると、決勝ではフォア表の奥下(日本)と対戦。
 決勝ではフォア表の奥下(日本)と対戦。ゲームを先行する展開が続いたが、「いつ逆転されてもおかしくない状況だった」というように、厳しい戦いになったが、サービスからの展開で優位に立ち、ゲームカウント4対2で勝利を収めた。「昨年よりも絶対に良い結果を出すという気持ちで努力でしてきたのでうれしいです」と試合後の安藤。昨年から進化を遂げて見事、栄冠を手にした。

 2位の奥下は5回戦で強敵の阿部(早稲田)を破ると、準々決勝で瀬山(中央)、準決勝で前瀧(東京富士)をフルゲームの末に破るなど、健闘を見せた。フォア面の表ラバーで強打を決めるなど、自分のプレーを貫いて決勝進出を果たした。
 3位には前瀧と田口が入賞。前瀧は3回戦〜5回戦までフルゲームの接戦を制すと準々決勝では谷岡(日本体育)のカットを打ち破って初の準決勝進出。田口は5回戦で昨年3位の徳永(早稲田)を破ると、準々決勝ではカット主戦型の朝田に粘り勝ち、ベスト4に入った。


なお、大会の記録は日本学生卓球連盟のホームページに掲載されています。
日本学生卓球連盟:http://www.jsttf-takkyu.com

今大会の模様は卓球レポート12月号(11/20発売)に掲載されます。