大会報道

第22回ジャパントップ12 〜水谷隼と早田ひなが優勝〜

2018.03.03

<その他の国内大会>

3月4日、駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場(東京)でLIONカップ第22回ジャパントップ12が開催され、全日本卓球選手権大会の上位進出者を含む男女各12人の選手が頂点をかけて激闘を繰り広げた。男子シングルスは水谷隼(木下グループ)が張本智和(JOCエリートアカデミー)を決勝で破って3年ぶり4回目の優勝、女子シングルスは早田ひな(日本生命)が初優勝を果たした。

 

水谷と早田がトップ選手競演の頂点に

【男子シングルス】
 男子シングルスは渡辺裕介(明治大)、吉田雅己(協和発酵キリン)を破った全日本チャンピオンの張本
、吉村和弘(愛知工業大)、吉村真晴(名古屋ダイハツ)の兄弟を破った神拓也(シチズン時計)、上田仁(シェークハンズ)、森薗政崇(明治大)に打ち勝った大島祐哉(木下グループ)、松山祐季(愛知工業大)、松平賢二(協和発酵キリン)を危なげなく退けた水谷隼(木下グループ)の4名がグループリーグを首位で通過し決勝トーナメント準決勝に駒を進めた。

 決勝は卓球ファン待望の張本対水谷が早くも実現。3連敗は避けたい水谷が、チキータレシーブやストップに対するチキータ、アグレッシブな前陣カウンターなどの策を講じ、張本を4対2で破った。水谷に対して3連勝はならなかった張本だが、調子が上がらないながらもきっちり決勝まで勝ち上がったところに全日本王者の意地と実力を見せた。
 3位には神と大島が入った。神は思い切った回り込みやカウンターで張本から第1ゲームを先行したが、台上からの攻めを厳しくしてきた張本に先手を譲ってしまった。大島は水谷とのラリー戦で強さを見せ、ゲームオールの接戦となったが、最後は水谷の多彩な攻守にミスを誘われた。

 

 

水谷はチキータを多用する戦術で見事リベンジを果たした

決勝で敗れた張本だが決定力の高いバックハンドは健在

神はアグレッシブなプレーを見せた

打ち合いでは強さを見せた大島だが水谷には一歩及ばず


【女子シングルス】
 女子シングルスは、全日本初優勝を飾った伊藤美誠(スターツSC)をはじめ、平野美宇(JOCエリートアカデミー/大原学園)、石川佳純(全農)らが不参加の中、早田ひなが初優勝をさらった。
 予選グループリーグを通過したのは、橋本帆乃香(ミキハウス)、長﨑美柚(JOCエリートアカデミー)、早田ひな、安藤みなみ(専修大)の4名。
 決勝は、準決勝で長﨑を破った橋本と安藤を破った早田の対戦となった。2年前のインターハイ女子シングルス決勝と同カードとなった対戦は、安定したカット打ちで長短、コースを打ち分けた早田がストレートで橋本を下し、初優勝を飾った。橋本は攻撃でもバックハンドスマッシュなど好プレーを見せたが、早田の攻撃力には及ばなかった。
 3位のジュニア女王・長﨑は予選で森さくら(日本生命)、松澤茉里奈(十六銀行)をフルゲームで破る健闘を見せた。安藤は決定力の高いフォアハンドスマッシュで予選を勝ち抜いたが、早田の質の高いボールには対応しきれなかった。

 

 
早田は鋭い両ハンドドライブが光った

好ラリーで会場を沸かせた橋本だが早田を崩せず

長﨑は予選で実力を発揮したが、橋本のカットにミスを誘われた

安藤はフォアハンドスマッシュを武器にベスト4入り

 

今大会の模様は卓球レポート4月号(3月20日発売)に掲載

 今大会の記録は、日本卓球協会のホームページに掲載されています。
 日本卓球協会 公式HP:http://www.jtta.or.jp