大会報道

【男子団体決勝】中国がドイツを下し、9連覇!

2018.05.07

<世界卓球選手権大会>


中国がドイツをストレートで下し、優勝!9連覇を果たす
 

中国が9連覇達成!

馬龍がボルをシャットアウト!

ボルは馬龍のサービスに最後まで手を焼いた
 
<男子団体決勝>
中国 3-1 ドイツ
○馬龍  4、8、3  ボル
○樊振東  4、5、4  フィルス
○許昕  -9、10、7、5  フランジスカ
 馬龍   -   フィルス
 樊振東   -   ボル
 
 中国は馬龍、樊振東、許昕のベストメンバー。対するドイツは、ボルとカットのフィルスを2点使いにして昨日ラストで勝ったフランジスカを3番に起用し、不調のオフチャロフを外してきた。
 トップは、馬龍対ボル。ボルは昨年10月に行われたワールドカップで馬龍に勝っている。オーダー的には中国が圧倒的優位だが、それをドイツが覆すためにはボルが馬龍に勝つことが絶対条件だ。一方、中国としてはトップで馬龍がボルをつぶせば、がぜん優位になる。
 激しいラリーが期待されたエース同士の対決だったが、馬龍がボルを圧倒した。馬龍は簡単なミスをしない安定志向をベースに、勝負どころでカウンターを仕掛けるメリハリの効いたプレーに加え、サービスもよく効いてボルに主導権を渡さなかった。一方のボルは、中盤得意のバックハンドカウンターを連発して見せ場をつくったが、最後まで馬龍のサービスをうまくレシーブできず、ペースを握れなかった。
 
 

完璧なカット打ちを披露した樊振東

フィルスは何をしても樊振東に通じず…

許昕は終盤に豪腕を炸裂させて決勝点

フランジスカは台上のうまさで許昕に肉薄

 
 2番は樊振東対フィルスで、両者は昨年の世界卓球2017デュッセルドルフで対戦している。そのときは樊振東が勝利したものの、フィルスに肉薄されている。今回はどのような展開になるか注目したが、樊振東のフィルス対策が完璧だった。カット打ちにほとんどミスが出ない上に、フィルスの攻撃のタイミングを完璧に見切り、ことごとく跳ね返した。フィルスもツブ高ラバーでの攻撃やレシーブからの攻撃などで何とかしようと試みたが、樊振東の対応力に勝機が全く見いだせなかった。
 
 3番の許昕対フランジスカも許昕が圧倒し、中国があっさり優勝を決めるかと思われたが、今大会好調のフランジスカが頑張った。フランジスカは許昕のサービスをストップやツッツキで完璧にレシーブし、フリックやループドライブでつないできたボールを狙う戦術で第1ゲームを先行。第2ゲームもフランジスカのレシーブが完璧で8-4とリードする。サービスが効かないと苦しい許昕は必死のボディーワークを使って大きいラリーにし、活路を探す。じりじりと追い上げた許昕は、9-9で激しいラリーを後陣からの裏面ドライブで得点し、第2ゲームを逆転で取り返す。
 第3ゲームも前では台上がいいフランジスカ、ラリーになると足が速い許昕が取るという構図で中盤まで競り合う展開が続くが、終盤に許昕が抜け出して第3ゲームを奪うと、第4ゲームは許昕の独壇場になった。リードしたことで力が抜けた許昕は、サービスの振りが速くなり、ドライブもうなりを上げる。一方のフランジスカはレシーブが思うようにいかなくなり、ラリーに持ち込まれて苦しい展開になってしまった。第4ゲームは許昕がフランジスカを圧倒し、中国の優勝を決めた。
 
 これで中国は2001年の大阪大会から続く連覇を9に伸ばした。各国が打倒中国を掲げて必死に向かってくる中、ここまで連覇を継続している中国の不断の努力に敬意を表さざるを得ない。
 
 


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(写真=佐藤孝弘 文=猪瀬健治)