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第17回アジア競技大会 〜日本勢が団体、ダブルスでメダル獲得〜

2014.10.06

 9月16日〜10月4日に韓国でアジア競技大会が開催された。同大会はアジアオリンピック評議会(OCA)が主催するアジア地域を対象にした国際大会で4年ごとに開催され、第17回目を迎えた今大会では38競技439種目が16日間にわたって実施された。卓球競技は9月27日〜10月4日に仁川で開催され、日本勢は男子団体で銅メダル、女子団体で銀メダルを獲得した。また、個人種目では男子ダブルスで松平健太/丹羽孝希(ホリプロ/明治大)、混合ダブルスで岸川聖也/福原愛(ファースト/ANA)がそれぞれ銅メダルを獲得した。

 

 男子団体では中国が大会6連覇。張継科、馬龍、許昕の主軸3選手が他の選手を凌駕するプレーで付け入る隙を与えなかった。2位は地元の韓国が入賞。準決勝で世界卓球2014東京大会で敗れた台湾にリベンジを果たして決勝に進出した。日本はエースの水谷(beacon.LAB)がチームをけん引。準決勝では松平、水谷、村松雄斗(JOCエリートアカデミー・帝京)の布陣で挑んだが、中国に及ばず0対3で敗れた。

 

 男子シングルスでは、許昕(中国)が栄冠をつかんだ。決勝では樊振東(中国)との同士討ちを4対2で制し、初優勝を飾った。日本勢では水谷、丹羽が出場し、ベスト8進出を果たした。準々決勝では水谷が朱世爀(韓国)、丹羽が樊振東に敗れ、惜しくもメダル獲得とはならなかった。

 

 男子ダブルスでは馬龍/張継科(中国)が決勝で許昕/樊振東に4対0で勝利し、見事優勝。張継科は王皓と組んだ前回大会に続いて連覇を達成した。日本勢では松平/丹羽が3位入賞を果たした。準決勝では優勝した馬龍/張継科に1ゲームを先取したが、4ゲーム連取を許し決勝進出はならなかった。岸川/水谷ペアはガオ・ニン/李虎に準々決勝で敗れ、ベスト8。

 

 女子団体では中国が3連覇を達成した。丁寧、劉詩雯の2枚看板に加え、朱雨玲が安定感のあるプレーで勝ち星を重ねて優勝に貢献した。2位の日本は世界卓球2014東京大会をけがで欠場した福原がチームをけん引。決勝ではトップで丁寧に勝利する金星を挙げるなどエースとしての役割をしっかりと果たした。また、石川佳純(全農)も準決勝のシンガポール戦で2得点を挙げる活躍で決勝進出の大きな原動力となった。

 

 女子シングルスは劉詩雯(中国)が失ったゲーム数はわずかに1と貫禄のあるプレーで頂点に登りつめた。決勝は男子同様、同士討ちとなったが朱雨玲にストレートで勝利して優勝に花を添えた。日本勢では福原、石川の両エースがシングルスに出場し、ベスト8に進出。石川は準々決勝で梁夏銀(韓国)に1ゲームを先行したものの1対4で敗れた。福原は馮天薇(シンガポール)に3ゲームを連取されたもののそこから3ゲームを奪い返したが、フルゲームの激戦の末、惜しくも敗れた。

 

 女子ダブルスでは朱雨玲/陳夢(中国)が決勝で劉詩雯/武楊(中国)に勝利して初優勝。決勝戦は序盤で先行するも追いつかれる苦しい展開となったが、最後はジュースの接戦を物にして勝利をつかんだ。日本勢では平野早矢香/石川(ミキハウス・全農)、福原/若宮三紗子(ANA/日本生命)がベスト8に進出。平野/石川はリードを奪い、試合を優勢に進めたが接戦を落として悔しい逆転負け、福原/若宮は朱雨玲/陳夢にジュースまで迫る場面もあったが0対3で敗れた。

 

 混合ダブルスでは世界卓球2013パリ大会を制したキム・ヒョクボン/キム・ジョン(朝鮮民主主義人民共和国)ペアが優勝。準々決勝で周雨/武楊(中国)にゲームオールの末、勝利すると準決勝、決勝でも勝利。その実力を最後まで見せつけた。岸川/福原は準決勝で敗れたものの、準々決勝では1対2の劣勢から逆転するなど、前回大会に続いてメダルを獲得した。また、丹羽/平野早矢香ベスト8に入賞する活躍を見せた。

 主な成績は以下の通りになっている。

 

■男子団体

優勝 中国

*3位 日本(水谷、丹羽、松平、岸川、村松)

 

■男子シングルス

優勝 許昕(中国)

*ベスト8 水谷隼(beacon.LAB)、丹羽孝希(明治大)

 

■男子ダブルス

優勝 馬龍/張継科(中国)

*3位 松平健太/丹羽孝希(ホリプロ/明治大)、ベスト8 水谷隼/岸川聖也(beacon.LAB/ファースト)

 

■女子団体

優勝 中国

*2位 日本(石川、福原、平野早矢香、若宮、平野美宇)

 

■女子シングルス

優勝 劉詩雯(中国)

*ベスト8 石川佳純(全農)、福原愛(ANA)

 

■女子ダブルス

優勝 朱雨玲/陳夢(中国)

*ベスト8 平野早矢香/石川佳純(ミキハウス/全農)、福原愛/若宮三紗子(ANA/日本生命)

 

■混合ダブルス

優勝 キム・ヒョクボン/キム・ジョン(朝鮮民主主義人民共和国)

*3位 岸川聖也/福原愛(ファースト/ANA) ベスト8 丹羽孝希/平野早矢香(明治大/ミキハウス)

 

 

今大会の記録は、日本卓球協会のホームページに掲載されています。
日本卓球協会 公式HP:http://www.jtta.or.jp