技術/戦術

第3回 ブロックを究める!(笠原弘光)

2018.06.01

<シリーズ「究める!」>


kiwameru01-prof.jpg今月の達人 笠原弘光(協和発酵キリン)
勝つために欠かせないテクニックを達人がレクチャーする「究める」シリーズ。第3回は、ブロックを究めるポイントを、この技術のスペシャリスト・笠原弘光選手(協和発酵キリン)が伝授してくれる。

※本文の技術解説は右利きプレーヤーを想定しています
 


 ドライブ主流の現代卓球は、ドライブを磨くことが欠かせないが、それと同じくらい大切なのが、相手のドライブに対するブロックを磨くことだ。ブロックが安定してできると、自分から無理に攻めなくてもいいので余裕を持って試合に臨めるし、戦い方の幅も広がる。今回は、バック側に来たドライブをバックハンドでブロックするときのポイントを笠原選手が教えてくれた。



【究めるポイント①】
ラケットを高く構える

 

達人からのアドバイス
 バック側に来たドライブをバックハンドでブロックするときは、「ラケットを高く構える」ことが大切なポイントです。ラケットを高く構えて準備すると、相手のドライブの威力を抑えやすくなるので、ブロックの安定性が高まります。わきを空けてひじを体から離し、ラケットを胸の前あたりに高く構えてください。このとき、ラケットの位置が低いと、ドライブの威力を思うように抑えにくくなるので注意しましょう。
 準備のときの打球面は軽くかぶせておきます。




【究めるポイント②】
小さなスイングでドライブの力を吸収


達人からのアドバイス
 ブロックを安定させるためには、「ドライブの力を吸収するイメージで打つ」ことが重要になります。そのためには、小さくスイングすることがポイントです。ラケットを高く構えて準備したら、ラケットを後ろから前に小さく動かして打球しましょう。そうして、小さなスイングを心掛けると、飛んできたドライブの力を吸収するイメージでブロックできると思います。一方、ラケットを大きく動かしてしまうと、ボールとラケットが衝突してしまい、思うようにブロックできないので注意してください。
 打球点は、頂点前を狙うことが基本です。打球点が頂点を過ぎてしまったり、反対にバウンド直後の早い打球点を捉えようとすると、ブロックを安定させることが難しくなるので注意しましょう。




【究めるポイント③】
打球面を変えない


達人からのアドバイス
 ブロックを安定させるためには、「打球面を変えない」こともポイントです。準備で軽くかぶせた打球面を打ち終わりまで変えないように意識してスイングしましょう。そうすると、ボールを正確に捉えやすい上に、力加減の微調整も利くようになるので、ブロックのコントロールがよくなります。




【究めるポイント④】
ブロックを練習するポイント


達人からのアドバイス
 普段の練習では、攻撃の練習は積極的に行っても、ブロックの練習を行う機会はあまりないでしょう。練習する機会が少ないからこそ、ブロックが苦手だという人は多いと思います。
 そこで、普段の練習でブロックを磨くために、相手のフットワーク練習や両ハンドの切り替え練習の相手を務めるときは、ブロックが練習できるチャンスだと捉えてください。
 このときに意識することは、「相手が打ちやすいようにブロックする」ことです。練習相手を務めているときに、相手が打ちやすいよう常に同じスピードや球質でブロックすることを心掛けましょう。これができるようになると、ブロックを思い通りにコントロールできるようになった証拠であり、次のステップで、いろいろなコースへいろいろな球質でブロックすることが簡単にできるようになると思います。これまで紹介したポイントを踏まえ、相手が打ちやすいボールを送ることを心掛けて、普段の練習でブロックを磨いてください。


 


 

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(取材/文=猪瀬健治 写真=佐藤孝弘 動画=小松賢)